こんばんは。
FP2級・簿記2級を活かしてマネー相談をしている、コウダイです。
前回まで「ワンルームマンション投資」の闇についてお話ししてきました。
今回からは、同じくサラリーマンに人気の高い**「太陽光発電投資」**について切り込んでいきます。
「空き地にパネルを並べるだけで、20年間お金が入ってくる」
そんな夢のような話が、なぜ今「やってはいけない投資」になりつつあるのでしょうか。
■ 太陽光発電投資の仕組み
基本的には、広い土地に太陽光パネルを設置し、そこで作った電気を電力会社に売ることで収益を得るビジネスです。
この投資の最大の特徴は、国の**「FIT制度(固定価格買取制度)」**にあります。
国が「20年間、決まった価格で電気を買い取ること」を保証する制度
収入が予測しやすく、銀行のローンも通りやすい
「国が保証しているなら安心だ」
そう思って、多くのサラリーマンが参入しました。
■ なぜ「不労所得」と言われるのか
太陽光投資の営業トークは、いつも決まってこうです。
手間がかからない: 太陽が照っている限り、勝手に稼いでくれる。
利回りが高い: 表面利回り10%前後をうたう物件も多い。
節税になる: 不動産同様、減価償却などで税金を抑えられる。
しかし、FPの視点でこの仕組みを分解すると、**「リスクを他人に委ねすぎている」**という恐ろしい側面が見えてきます。
■ 太陽光投資に潜む「見えない壁」
初心者が「これはいい!」と飛びつく前に知っておくべき現実が3つあります。
売電単価の激減: 制度開始当初(40円/kWh)に比べ、今の単価は驚くほど下がっています。
メンテナンスの負担: パネルの汚れ、雑草対策、パワーコンディショナーの故障……。放置して稼げるほど甘くはありません。
自然災害リスク: 台風、豪雨、そして最近では「出力制御(電力会社が買い取りを止めること)」という、自分ではコントロールできないリスクが増えています。
■ まとめ:その「20年」を誰が保証してくれるのか
太陽光発電投資は、一見すると「放置で稼げるクリーンな投資」に見えます。
しかしその実態は、「国の制度変更」と「天候」という、自分ではどうにもできない要素に命綱を握られた投資です。
仕組みを知らずに「地球に優しい不労所得」という言葉に踊らされないよう、一緒に勉強していきましょう。
ではまた。