あまりの苦しさに、
自分で胸を刺してしまった方が
楽なんじゃないかと思うことがあります。
到底、人間が生殖するために必要とは思えない、
この苦しさの正体はなんなんだろう。
心だけ取り除きたいけど、ずっと張り付いている。
思考や記憶が蘇ってくることを止めたいけど、
しつこく止まってくれない。
そんなとき、今日の記事を思い出してくれたら
書いた甲斐があります。
下記は、
DREAMS COME TRUEの『スキ』という曲の一節。
「帰り道のことは何も覚えていなかった。」
「ドアを開けたままでバスタブにうずくまった。」
「抱いた膝に次々に零れる雫。
・・・そうか、私ずっと泣きたかったんだ。」
どうしようもなくて
バスタブにうぅってうずくまって、
自分を包んだら、
ぐわっと抑えてたものが溢れてきたことがあります。
心の奥で固まっていたものが少し溶けるような感覚がありました。
私たちは、怒りや苛立ち、焦りや不安の奥に、
本当は「泣きたかった」という
シンプルな気持ちを抱えていることがあります。
でも、大人になるほど泣くことを無意識に抑えてしまいます。
泣いたって意味がない・・・
泣いたら余計に立ち直れなくなってしまう・・・
そんな思い込みで必死に堪えてしまう。
そう、それ「思い込み」なんです。
泣くことは、実は自分の感情を感じて受け入れてるよってサイン。
私たちは、自分でも気づかないうちに
涙を欲している心の声を無視してしまうんです。
イライラしているとき、苦しくて押しつぶされそうなとき。
もしかしたら本当は、
ただ「寂しかったよなぁ」「悲しかったよなぁ」って
誰かに言ってもらいたかったのかもしれません。
その“誰か”は、他の誰でもなく、自分自身。
自分で自分を抱きしめて、そう声をかけてあげる。
すると、不思議と心が緩み、涙が頬をつたってきます。
涙は弱さではなく、心を守るための大切な力です。
泣いたあとは、胸の重みが少し軽くなって、
また一歩前に進める力はまだなくとも、
明日も生きてみようかなって、そう思えるようになる。
私たちは『誰か』を求めがちだけれど、
本当は最初は「誰か」なんていらないということ。
あなたが一番求めているのは、
他の誰でもなく“あなた自身”なのです。
もちろん、人からもらえるぬくもりや安心感は欠かせません。
人の愛に支えられて甘えて生きていくことは、
とても大切なことです。
けれど、その愛をしっかりと受け取るためにも、
まずは自分で自分を抱きしめてあげることが必要なんです。
どんなに苦しくても、
あなたはこれから先を歩んでいかなければならない。
そして明日を迎えるためには、
まず自分自身が「自分の味方」になってあげること。
涙を通して自分を求め、自分を受け入れること。
それが、次の一歩を踏み出す力になるのです。
今が泣けるタイミングでなくても大丈夫。
もしまた苦しさに押しつぶされそうなときが来たら、
どうか思い出してほしいのです。
「泣くことは自分を愛することなんだ」
涙のときには、必ずここで待っています。
愛沢 凛