志望動機、自己PRを書く際、企業への呼称を「御社」と書いてませんか?
こういう感じで。
御社に貢献していきたいと考え志望いたしました
実際は「貴社」です。
「御社」は書くときは使いません。
初めて応募書類を書く人、社会人経験が浅い人は間違えそうですね。
相手は社会人経験豊富です。
目を通して「ん?」となるかもしれません。
いくら熱い志望動機・自己PRを書いても、そこだけ注目されるのは損。
なので「貴社」と「御社」の違いと、それ以外の呼称をご紹介。
1.「貴社」と「御社」の違い
「貴社」「御社」は、どちらも相手の企業に敬意を表す呼称ですが、使う場面が少し違います。
◆「貴社」:書き言葉で履歴書・職務経歴書、またはビジネス文書等で使用
◆「御社」:話し言葉で面接や電話で直接会話するときに使用
「貴社」は以下のシーンで使います。
• 履歴書や職務経歴書の作成時
• エントリーシートの記入時
• 企業へのメール送信時
• 志望動機や自己PR文の作成時
例えば、履歴書の志望動機欄ではこんな感じで使えます。
貴社の新しいサービスに魅力を感じ、この分野で自分の経験を活かしたいと思っています。
「御社」は以下のシーンで使います。
• 面接時
• 企業説明会での質問時
• 電話での会話時
例えば、面接中に質問する際。
御社ではチームワークを大切にされていると伺いましたが、具体的にはどのような取り組みをされていますか?
このように、文章では「貴社」、会話では「御社」を使うのが、一般的なビジネスマナーです。
2.二重敬語に注意
「御社様」や「貴社殿」のような表現は避けましょう。
3.業種別の呼称
特定の業界では「貴社」「御社」以外の呼称が使われることもあります。
例:※カッコ内は話し言葉
• 病院・診療所→貴院(御院)
• 銀行→貴行(御行)
• 信用金庫→貴庫・貴金庫(御庫・御金庫)
• 学校・学校法人→貴校(御校)
• 財団法人→貴法人(御法人)
• 〇〇協会→貴協会(御協会)
• 〇〇機構→貴機構(御機構)
• 〇〇省庁→貴省·貴庁(御省・御庁)
• チェーン店舗→貴社(御社)
• 個人経営の店→貴店(こちらのお店で・そちらの店舗で)
4.自分の会社をどう呼ぶか
転職活動中は自分の会社をどう表現するか、迷うこともありますよね。
一般的には「現職」や「前職」と表現するのが無難です。
前職(現職)では営業職として3年連続で売上目標を達成しました。
「弊社」や「当社」は、自分がその会社の代表者っぽいニュアンスになるので注意しましょう。
5.言葉遣いを正しく使い分けることのメリット
1. 印象アップ
正しい使い分けは、ビジネスマナーがしっかり身についていることをアピールでき、信頼感やきちんとした印象を与えます。
2. コミュニケーション力の証明
その場に合った言葉を選べることは、相手に「この人はコミュニケーションがうまいな」と感じてもらえます。
3. 自信を持てる
使い分けをしっかり理解していると、面接でも文書作成でも余計な心配が減り、自信を持って臨めます。
4. 悪印象を防げる
間違えると採用担当者に「大丈夫かな?」と思われることも。
正しく使うことで、そうしたリスクを避けられます。
5. 業界知識をアピールできる
一般企業なら御社、特定の業界なら固有の呼称など業界ごとの言葉を押さえていると、その分野への関心や知識も示せます。
6. 適応力が伝わる
状況に応じた使い分けができると、柔軟な対応力があることを評価されます。
書き方、言葉遣いをしっかり意識することで、就職活動全体の質が上がり、書類審査通過や内定・採用の可能性もぐんと高まります。
7.おまけ:郵送またはメールで送る場合の敬称
応募書類を送る際、宛名の敬称の使い方も少し触れておきます。
通常業務でも使用するので、社会人なら知ってる方が大半でしょう。
とはいえ、改めて聞かれると混乱しそうです。
◆「御中」会社や部署などの組織宛てに使う
〇〇〇株式会社 ▲▲部 御中
◆「様」特定の個人に使う
〇〇〇株式会社
▲▲部 山田太郎様
◆役職がある場合は
〇〇〇株式会社
▲▲人事部長 山田太郎様
◆担当者が不明な場合
〇〇〇株式会社 ▲▲部
採用ご担当者様
◆部署も担当者も不明な場合
〇〇〇株式会社
採用ご担当者様
メールの場合も同様です。
相手の署名欄に合わせて調整すると良いでしょう。
8.最後にまとめ
いろいろな転職サイトやブログに、志望動機や自己PRの例文が紹介されてますよね。大半の方は例文を参考にして書くと思います。
私も参考に見て回るのですが、とある大手転職サイトは複数人のキャリアコンサルタントさんが其々「貴社」「御社」が混在(^_^;)。
キャリアコンサルタントさんによっては意見が違うのでしょうか???
例文は参考程度にしておきましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。