アマゾンプライムでの配信が最終日になっていたので
滑り込みで「激動の昭和史 沖縄決戦(1973)」をみた。
監督は岡本喜八さん、出演が丹波哲郎さんに仲代達矢さん。
庵野秀明が100回以上みた作品だということで興味を持った。
内容は太平洋戦争の大激戦地だった沖縄での戦闘。
日本兵15万人、沖縄の人10万人の死者をだした。
死んだ人だけでこの数ならば大きな怪我などを負った人は
この何倍にもなるんだろう。
大本営の判断も、その後の本土での戦闘を踏まえてなのか
なかなか沖縄に兵力を投入しないので
日本側は常にぎりぎりの状態だ。
こんな状況で戦わなければならないなんて。。。
今の沖縄もまだこの敗戦の影響を強く受けている。
沖縄の人たちからしたらアメリカにも
日本にも怒りを持つのは当然だ。
この映画はその怒りをすごく伝えてくれる。
今日は昼間に地元の美術館でアートを見に行ったのだが
8月ということもあり
この地方で起きた空襲についての記録の展示会もやっていた。
空襲で亡くなった女学生の血の付いた学生証
体験者のみた地獄のような死体の山
木に引っかかる生首や手足
この展示見た後なのでなおさら映画に臨場感を感じた。
同じ日に見たのも何かの縁みたい思えた。
最近、台湾沖縄の周りでアメリカと中国が睨み合っているが
また沖縄に悲劇が起きないかと心配だ。
起きるはずないと思っていたウクライナのこともあったし。
なんだかしんみりだ。