前回のブログでは、「自分を信じて進め」と言われるたびに「信じられるのは、自分よりも他人」という感覚が湧いてくることについて書きました。ただ、最近、その感覚が、少しずつ薄れてきているように感じています。
なぜだろうと考えてみると、たどり着いたのが、定年前に父ちゃんからもらった、ひと言でした。
里帰りしたときに言われた言葉
定年が近づいた頃、僕は沖縄に里帰りしました。定年後何をするのかの話題になったとき、父ちゃんの口からこんな言葉が出て来ました。
「君は寅年生まれだから強い。望んだことは叶うから、君はやりたいことをやれ」
言われた直後は、心の中で、「理屈になっていないと思うけど、そうかな?」くらいの気持ちでした。でも、その言葉は、僕の中にずっと残り続けています。
父ちゃんからそう言われて、今までのことを振り返って見ました。すると、確かに当時沖縄で一番と言われていた高校に運良く受かったり、警察の英語通訳という、仕事にも就くことができました。人生の節目では、父ちゃんが言ったように「望んだことはかなってきた」ような気がします。
父ちゃんからのこの言葉「望みは叶うから、君はやりたいことをやれ」、その根拠は、かなり怪しいとは思いますが、行動するとき、自分を後押ししてくれる言葉になっています。不安になったとき、迷ったとき、父ちゃんからの言葉を思い出すことで、あまり不安になることもなく、一歩踏み出せている、そんな感覚が、自分の中にあります。
64歳になった今も、インターネットで講師として活動し続けています。新しいことに挑戦し続けているのは、父ちゃんからの言葉が、まだ自分の中で生きているからだと思います。
あなたにも、そんな一言があったかもしれません
こうして振り返ってみると、人生を大きく動かしたのは、長い説教や、繰り返しの教育ではなく、ふとした瞬間にかけられた、ひと言だったのかもしれません。
あなたにも、そんな言葉が、どこかにありませんか?
叱られた言葉ではなく、何気ない会話の中で、ふと言われた一言。当時はそれほど気にも留めなかったけれど、今思い返すと、なぜか心に残っている言葉。もしかしたら、その一言が、あなたの今の行動や考え方の、どこかを支えているかもしれません。
その言葉を、今日の生活に呼び戻してみる
もし、そんな一言に心当たりがあれば、一度、紙に書き出してみることをおすすめします。
書き出した言葉を、次に何かに迷ったときや、一歩を踏み出せずにいるときに、そっと見返してみてください。父ちゃんが僕に「望んだことは叶う」と言ってくれたように、その言葉は、きっと今のあなたを、静かに後押ししてくれると思います。
サービス内容で公開している18の質問の中にも、「心に残る言葉」について振り返る問いがあります。ご自身の記憶をたどってみると、思いがけない一言に出会えるかもしれません。