前回のブログでは、父ちゃんがきっかけだったことを知らずに英語に関係する職業についた話を書きました。父ちゃんがきっかけで、自分にとってプラスに働くこともありますが、その逆になることもあると思います。今回は、父ちゃんから受け継いでいた、マイナスとプラス、その両方について書いてみたいと思います。
無意識に真似ていた「怒り方」
僕には2人の子供がいます。子供が何か間違ったことをすると、つい怒鳴って怒ってしまうことがあります。子供達からは「耳が痛くなるまで怒らないで」とよく言われるのですが、なぜ自分が怒鳴るように怒ってしまうのか、その理由を深く考えたことはありませんでした。
父ちゃんとの関係を文章に書き記していくうちに、あらためて気づいたことがあります。父ちゃんは、僕が子供の頃、容赦なく怒る人でした。今、冷静に考えてみると、僕が子供を怒鳴ってしまうのは、たぶん父ちゃんの怒り方を、無意識のうちに真似ていたからだと思います。「厳しく育てられた人は、自分の子供も同じように厳しく育てる」とよく言われますが、僕の場合には「怒鳴られて怒られた人は、自分の子供も怒鳴って怒る」ケースだろうと思います。
でも今は、こうして文章に書き記し、自分でもはっきりと自覚できたことで、これからは、子供たちを耳が痛くなるまで怒ることはないだろうと思っています。気づくことができれば、そこから変えていくことができる。これも、文章にして向き合うことの効果のひとつだろうと思います。
無理強いしないところも真似ていた
前回のブログでは、父ちゃんが買ってくれたトーキングカードのことを書きました。あらためて振り返ると、あれはたぶん、父ちゃん自身が「英語が上手くなりたい」という思いから手に入れたものだったのではないかと想像しています。米軍基地で働いたこともある父ちゃんだったので「英語が上手だったら良かったのに」と思うのも自然なことだと思います。
もしかしたら、父ちゃんは、自分が果たせなかった夢を子供達に実現してもらいたくて、最初のうちは「トーキングカードを聞きなさい」と強く勧めていました。でも、しばらくすると、無理強いすることもなく、僕たち子供の自由意志に任せるようになっていました。強く勧めても、結局は反発が生まれるだけだと、父ちゃんは分かっていたのだと思います。
この「相手に無理強いさせない」というやり方も、僕は無意識に採用しているようです。自分の子供に対してやるように勧めることはあっても、無理に強制することはありません。この点については、うちの子供達も、案外助かっているのではないかと思います。
良いところも悪いところも自分の中にある
こうして振り返ってみると、父ちゃんから受け取っているものは、いろいろあることが分かります。無意識に真似ている、あまり良くない癖もあれば、知らず知らずのうちに助けられている、良いこともあります。
全部「父ちゃんのせいだ」と片付けてしまうのではなく、受取り残したいものと、自分の代で変えていきたいものを、ひとつひとつ点検して選別することが大切だろうと思います。
もし、自分の中に「なぜいつもそうしてしまうのだろう?」というパターンがあるのなら、その始まりを考えてみると、もしかしたら、父親との関係の中に思いがけない発見があるかもしれません。