面接で「感じが良かった」だけで決めると危ない理由

面接で「感じが良かった」だけで決めると危ない理由

記事
ビジネス・マーケティング
面接をしていて、

「話しやすかった」

「受け答えがしっかりしていた」

「なんとなく感じが良かった」

そう思うことはあります。

もちろん、

第一印象は大切です。

でも、

採用後に

「思っていた人と違った」

を減らしたいなら、

“感じが良かった”だけで決めるのは少し危険です。


面接では、どうしても印象に引っぱられます


面接の時間は限られています。

その中で、

話し方が上手い。

笑顔がある。

受け答えが早い。

経験がありそう。

こうした人は、

どうしても良く見えやすくなります。

でも、

実際の仕事では、

それだけでは分からない部分があります。

たとえば、

・予定が変わったとき、どう対応するか
・分からないことがあったとき、どう動くか
・複数の仕事が重なったとき、何を優先するか
・周囲と意見が違ったとき、どう考えるか
・スピードと正確さをどうバランスするか

こうした部分は、

普通の面接だけでは見えにくいことがあります。


「正解を答えられるか」ではなく「考え方を見る」


面接で確認したいのは、

学校のテストのような正解ではありません。

大切なのは、

その人がどう考えるか

です。

たとえば、

「急な予定変更が入った場合、どうしますか?」

と聞いたとき、

人によって答え方は違います。

すぐに自分で判断する人。

まず周囲に確認する人。

決められた手順を優先する人。

どれか1つが必ず正しいということではありません。

会社やお店によって、

合う考え方は変わります。


良い人を探すより「自分の会社に合う人」を見る


採用では、

「優秀そうな人」

を探しがちです。

でも、

能力が高くても、

仕事の進め方や考え方が会社と合わなければ、

お互いに働きづらくなることがあります。

反対に、

経験は少なくても、

仕事の考え方や優先順位が合っていれば、

採用後に育ちやすいこともあります。

だから、

面接では、

その人が優秀かどうかだけではなく、
自分の会社やお店の考え方と合うか

を見ることが大切です。


面接する人によって評価が変わる問題


もう1つ、

面接で起こりやすいのが、

評価する人によって基準が変わることです。

Aさんは、

「元気だから良い」

と評価する。

Bさんは、

「慎重だから良い」

と評価する。

Cさんは、

「経験があるから良い」

と評価する。

これでは、

同じ応募者でも、

誰が面接するかによって結果が変わります。

採用後に振り返ったときも、

「なぜこの人を採用したのか」

が分かりにくくなります。


質問と評価基準を揃えると比較しやすくなる


そこで、

面接前に、

「何を確認するのか」

をある程度決めておくと、

比較しやすくなります。

たとえば、

・予定変更への対応
・優先順位のつけ方
・不明点への対応
・チームとの連携
・スピードと正確性

など、

仕事で実際に起こりそうな場面を質問にします。

そして、

応募者ごとに同じ質問を使えば、

「なんとなく良かった」

だけではなく、

同じ基準で比較

できるようになります。


ケース質問にすると、考え方が見えやすい


たとえば、

「今日中に終わらせる仕事が2つあります。
どちらも重要ですが、時間的に両方は難しそうです。
あなたならどうしますか?」

というように、

実際に仕事で起こりそうな状況を出します。

その答えを見ることで、

その人が、

何を優先するのか。

誰かに相談するのか。

自分で判断するのか。

どこまで確認するのか。

といった考え方が見えやすくなります。

経歴だけを聞く面接とは、

少し違う部分を見ることができます。


採用後の「思っていた人と違った」を減らすために


面接だけで、

人を完全に見抜くことはできません。

短い時間ですし、

実際に働いてみないと分からないこともあります。

それでも、

見るポイントを決めずに、

第一印象だけで採用するより、

同じ質問・同じ基準で比較した方が、

判断材料は増えます。

採用後に、

「こんな考え方をする人だと思わなかった」

となる可能性を、

少しでも減らすことにつながります。


面接の評価をそろえるためのチェックシートを作りました


こうした面接を毎回ゼロから考えるのは大変です。

そこで、

応募者に同じケース質問をして、

回答を同じ基準で比較できる

採用マッチングシート

を作りました。

仕事で起こりそうな場面について、

ケース質問+選択肢で回答してもらい、

会社側の考え方との一致度を確認できます。

営業・事務・経理など、

職種ごとに質問内容や基準を変更することもできます。

「面接で感じが良かったから」

だけではなく、

仕事の考え方が自分の会社と合っているか

を見るためのExcelです。

▼ 採用マッチングシート



採用は「雇えるか」と「合うか」を分けて考える


人を採用するときは、

まず、

その人を雇っても収支が成り立つか。

そして、

その人の考え方が会社やお店に合うか。

この2つは、

別々に確認した方が分かりやすくなります。

採用前の売上・人件費・利益については、

「もう1人雇って大丈夫?」採用前収支シミュレーターでも確認できます。

▼「もう1人雇って大丈夫?」採用前収支シミュレーター


数字の条件と、

人の相性。

両方を確認してから採用を考えることで、

採用後のズレを少しでも減らしやすくなります。

※本記事は採用判断の一般的な考え方を紹介するものです。採用の適否や人材の能力・適性を保証するものではありません。
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