「よく頑張ってるね」って言われても、なぜか素直に喜べない。
「いえいえ、たいしたことないです」って反射的に返してしまう
褒められてもどこか落ち着かない
自分で自分を「よくやった」と思えない
ちょっと失敗しただけで、「まだまだだな」と自己評価が下がる
それなのに、誰よりもがんばってきたのは、あなた自身だってこと。
──ほんとは、あなたも知ってるはず。
自分を褒められないのは「弱さ」じゃなく、あなたの“まじめさ”の証
「もっとできる人がいる」
「これは当然のこと」
「これくらいで褒められたら恥ずかしい」
そう思ってしまうのは、
あなたが自分に対して、“ちゃんとした人でありたい”という期待を持っているから。
その期待の裏には──
うぬぼれたくないという謙虚さ
信頼されたいという責任感
甘えることへの怖さ
比較の中で生きてきた環境
さまざまな背景があるはず。
どれも、あなたがまじめに、そして一生懸命生きてきた証です。
でもね──
ずっと自分を「まだまだ」と言い続けていたら、
「今の自分」には、いつまでもたどり着けないままなんです。
作業療法士が伝えたい|“自分を褒める”という心のリハビリ
作業療法士として、
「自分を認めるのが苦手な人」とたくさん関わってきました。
仕事や育児、介護などでがんばり続けてきたのに
「自分の努力は、たいしたことじゃない」と受け取れない
「もっとできたのに」と、いつも自分の足りない部分にばかり目がいく
そんな姿に、何度も出会ってきました。
でも私は、そういう方々にこう伝えています。
「できたこと」「やったこと」を、意識して受け取ること。
それが、心の筋トレなんです。
▼ “褒められないクセ”をやさしくゆるめるヒント 3選
■ 1. 【「できたこと日記」をつけてみる】
→ どんなに小さくてもOK
→ 朝起きられた、挨拶ができた、忘れずに薬を飲んだ
自分の“当たり前”にしてしまってる行動を、あえて拾い上げて、
「それ、すごいよ」って自分に言ってあげる習慣を。
■ 2. 【褒められたら“ありがとう”だけ返してみる】
→ 「でもまだまだです」「そんなことないです」は封印!
→ まずは反射で否定せず、「ありがとう」だけ言ってみる
褒めを受け取ることは、相手の好意を尊重する行為でもある。
あなたを見て、何かを感じてくれた人の言葉を、
どうか信じてあげてほしい。
■ 3. 【「えらい」「がんばった」を自分にかけてあげる練習】
→ 他人に優しくしてきた言葉、そろそろ自分にもかけてあげよう
→ 「えらいね」「今日もよくやったね」
→ 鏡の前で、心の中で、なんでもいい
自己肯定は“結果”じゃなく、“毎日の声かけ”から育つものだから。
「認められると落ち着かない」その気持ちも、ちゃんとわかるよ。
褒められると、
なぜか不安になる。
疑ってしまう。
「どうせ見せかけだろう」って思ってしまう。
でもそれって、
「信じたかったけど、信じきれなかった経験」があるからかもしれません。
子どもの頃に「がんばって当然」だったり、
成果にしか注目されなかったり、
がんばったのに誰にも気づいてもらえなかったり──
そんな過去があればあるほど、
人の好意や言葉がまっすぐに心に届かなくなるのは、自然なことなんです。
結び|「認める」ことは、“ゆるす”こと。“信じ直す”こと。
あなたがこれまで、
たくさんのことを我慢して、踏んばって、乗り越えてきたこと。
それは、もう十分に「褒めていいこと」なんです。
誰かの言葉を受け取れなかった日も、
自分で自分を励ませたなら、それだけで100点。
今日くらいは、言ってあげてください。
「ここまでよくがんばったね、私」って。
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