・PowerBIを作成したが運用されない
・みんなが活用してくれない
・なんか使いにくい
このような悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
今回は、データ構造を見直すことで、「使いやすいな」と思えるPowerBIレポートにする方法をお伝えします。
1.なぜデータ構造が重要なのか
PowerBIは、ビジュアルに目が行きがちです。しかし、どれだけ見栄えが良くても、データが使いにくければ現場では使われません。
例えば、
・欲しいデータが探せない
・表示が遅い
・集計が間違っている
こういった不満は、すべてデータ構造の不備から生まれます。
PowerBIで使ってもらえるレポートを作るには、見た目よりも先にデータ構造を整備することがカギなのです。
2.使ってもらえるデータ構造のポイント
1. スター型スキーマを意識する
データ構造には、「フラット型」「スター型」などがありますが、PowerBIではスター型スキーマが推奨されています。
【フラット型とスター型の違い】
フラット型: すべてのデータを1つのテーブルに詰め込んだ形。エクセル感覚で扱いやすい反面、データ量が増えると遅くなったり、ミスが発生しやすくなります。
スター型: 数値データを格納する「事実テーブル」と、商品情報や顧客情報などの「ディメンションテーブル」に分ける形。データの関係性が整理され、分析時の柔軟性や処理速度が向上します。
【具体例】
スター型スキーマの具体的な設計ポイント
事実テーブル(数値データ) と ディメンションテーブル(属性データ) に分ける。
・事実テーブル:売上データ
・ディメンションテーブル:商品マスタ、顧客マスタ
この形にすると、データが格段に使いやすく、パフォーマンスも向上します。
3.データをクレンジングする
欠損、重複、誤りなどがあるデータは、現場からの信頼を失います。
例:
・顧客名が「株式会社ABC」「(株)ABC」のように表記ゆれしている
・商品コードが重複している
事前にデータを整える工程(データクレンジング)を必ず行いましょう。
4.必要最低限のデータに絞る
データを詰めすぎると、レポートが遅くなるだけでなく、ユーザも混乱します。
・本当に必要な列・データだけ残す
・詳細データは別途参照できる形にする
5.ユーザ視点でデータを設計する
現場担当者にヒアリングし、「どんな分析をするのか」「どんな切り口で見たいのか」を確認しましょう。
例えば、
・「月別に売上を見たい」→「年月列を作成」
・「担当者別に見たい」→「担当者マスタを連携」
現場の実務とデータ構造が一致していれば、自然と使われるレポートになります。
まとめ
PowerBIレポートを作っても使われない理由は、データ構造にあることが多いです。
・スター型スキーマ
・データクレンジング
・必要最低限に絞る
・ユーザ視点
これらを意識するだけで、現場で自然と使ってもらえるPowerBIレポートに生まれ変わります。
ぜひ、データ構造から見直してみてください。
レポートの作成サポートを行っているので、お悩みの方はぜひ相談して頂ければと思います。