今日のルーンはシゲル(ソウェイル)。太陽のルーンです。
成功やカリスマ性の発揮、明るい見通しなどのメッセージがある一方で、その光の強さが過ぎて人に圧を与えたりすることに気をつけた方がよいですね。
明るいルーンもそうでないルーンも、引いた瞬間にはどこか張りつめていたものが緩むような、ほっとするような感覚があります。
私にとっては、他のツールではあまり感じることのない安心感です。
なぜなんでしょうか?
それは、ルーンのメッセージがとてもフラットなものだからなのかもしれません。
人間は本能的に「よくなろう」とする。
「よくなろう」としている限り、起こることのすべてはよくなるためのステップだったり、ジレンマだったりすると思うのです。
同じ行動だとしても、毎日こつこつ積み上げていることに喜びを感じる日もあれば、ゴールが見えない気がして不安に感じる日もあったり……。
苦労した日々のことを勲章と思える日もあれば、当時の苦しみがよみがえって苛まれるような日もあると思います。私もあります。
ルーンにはジャッジがありません。
解釈によってはジャッジになるようなこともありますが、これらの文字が示すのはあくまでひとつの寓意です。
ぶち壊すことも立ち止まることも、ときには必要なことだったりします。
とはいえ、明らかな大失敗や不運としかいいようがない出来事もあります。それを無理矢理ハッピーに捉える必要も、ないです。
負の解釈も含めて自分次第ではありますが、それが無理をした誤魔化しになっていても何にもなりませんよね。
ましてや、それを他人にまで振りかざしてポジティブハラスメントになってちゃ目も当てられません。
大切なのは、失敗しないことではなく、失敗しても大丈夫と思えるマインドなんじゃないでしょうか。
私たち占い師が、……少なくとも私が、カードや木片を引くのは、自分で決められないことを委ねたり、心のよりどころを持ったりするためではありません。
オラクルを引くことで、一歩引いて現状を見つめることができるのです。
問題の渦中から意識を離して、ものごとをきちんと見る。
譲れない願いであるほど、恐れが強く表れている時ほど、そういう風に「引き」で見ることは難しいです。
私自身も、自分ひとりの力では難しいことがあります。
そんなとき、ルーンは静かに、足もとを照らしてくれるのです。