金融不安に対する興味が失せてきたのでしょうか、少しアメリカの金利の動きも落ち着いてきましたし、徐々に次の段階(ファンダメンタルズを織り込む?)へ移行しつつあるように思います。
昨日の動きを見ていると、対円はドル円以外が陽線、ユーロドルは陽線で上伸という形になりました。対円で陽線が出現したという点については、金融不安が和らいだということで説明がつきます。一方、対ドルで見てみると、ユーロドルだけでなくポンドドル、オージー米ドルも陽線で上伸ということで、少しドル安へ傾き始めたような印象を受けました。
マーケット参加者全員の意向を聴取するわけには行きませんが、この状況というのは、何となく将来的にアメリカの金利の引き下げ時期が近く、ユーロについてはまだ先ですよ、ということを意味しているのかなという風に感じられなくもありません。
ユーロドルのチャートを見てみると、昨日の陽線の出現によって終値ベースで直近の戻り高値を更新、2月上旬のレベルまで戻してきています。中期・長期の移動平均線がゴールデンクロスを形成、3本の移動平均線がいずれも上向き基調、実体線が3本の移動平均線の上方に位置しているということで、売り方に厳しいチャート形成、上値志向の強い状況と考えてよいのではないでしょうか。
ドル安が息の長いトレンドを伴った動きを演じるかどうかは分かりませんが、今のユーロドルについて言えば、ファンダメンタルズとテクニカルが一致した動きと考えるべきと思います。