経営者コーチをしていると、多くの方が次の2つの課題に直面しています。
- 自分の強みが明確でない
- 今のお客様の解像度が低い(=お客様が何に価値を感じているのかが曖昧)
どんなに素晴らしい戦略を考えても、現在地が不明確では正しい道筋は見えません。だからこそ、最初にやるべきことは 「今のあなたのお客様が何に価値を感じているのか」を言語化すること です。実はできているようでできていない事が多いです。
具体例:高級美容サロンの場合
例えば、あなたが高級美容サロンを経営しているとしましょう。
1. 自分の強みが明確でない場合
「うちのサロンは質が高い」と漠然と考えていても、実際にお客様がどの点に価値を感じているのかが曖昧だと、適切なマーケティング戦略が立てられません。
たとえば、お客様が「スタッフの技術の高さ」に魅力を感じているのか、「ラグジュアリーな空間」に価値を感じているのかで、訴求ポイントは大きく変わります。
もし、お客様の多くが 「非日常感」 に価値を感じているなら、
- サロン内の内装をさらに高級感のあるものにする
- 施術後に特別なアフタードリンクを提供する
- インスタ映えするラウンジを設置する
といった施策が有効になります。
一方で、もし 「技術力の高さ」 に価値を感じているなら、
- 施術スタッフの資格や研修歴を強調する
- 施術のビフォーアフター写真を掲載する
- 口コミやレビューを活用する
といった戦略の方が効果的でしょう。
2. 今のお客様の解像度が低い場合
ターゲット層を「30〜50代の女性」とだけ考えていると、施策がぼんやりします。しかし、もし「子育てを終えて自分のために投資をしたい40代女性が、プチ贅沢を求めて来店している」と分かれば、
- 『自分へのご褒美』をテーマにしたメニューを作る
- リピートを促すVIPプランを用意する
- 落ち着いた雰囲気を重視した広告を展開する
といった具体的な施策が見えてきます。
お客様の価値を言語化する方法
では、実際に「お客様が何に価値を感じているのか」を明確にするためには、どうすればよいのでしょうか?
1. アンケートを活用する
- 「当サロンを利用する理由は何ですか?」
- 「どのサービスが特に満足度が高いですか?」
- 「他のサロンと比較して、当サロンを選んだ理由は何ですか?」
2. お客様の行動を観察する
- どんな施術が人気なのか?
- どの時間帯・曜日に予約が多いのか?
- どのSNS投稿が最も反響があるのか?
3. 口コミやレビューを分析する
- ポジティブな口コミに共通する要素を探す
- ネガティブな口コミを参考に改善点を洗い出す
このように、まず 「お客様が本当に価値を感じているもの」 を言語化すると、
- 自分の強みがより明確になる
- ブレないマーケティングが可能になる
- お客様のニーズにピタリと合った施策が打てる
どんなビジネスにおいても、戦略を立てる前に お客様の解像度を上げること が何よりも重要です。ここを押さえるだけで、施策の精度が格段に向上します。
まずは、今あなたのお客様が「何に価値を感じているのか?」を明確にすることから始めてみましょう。