捨てられない症候群の心を覗く

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コラム
同居人である友達が「捨てられない症候群」・・・「ホーディング障害」です。

ホーディング障害では?と気づいたのは15年ほど前です。
ホーディング障害(Hoarding Disorder)は、心理学的な障害の一種で、物を過度に保持し、捨てることを困難と感じる傾向がある病態です。

我が家はゴミ屋敷です。
生ゴミとかはベアたんが適切に処理していますが、そうでないものは地層を作って、部屋の四方中にあります。
積み上がっています。

勝手に捨てようとした時期もあったのですが、モノが失くなったことに気づくと友達がすごい状態になるので、今は「できるだけ促し、捨てることに納得させる」ようにしています。

しかしながら、捨てられない工具や車のパーツはもちろんのこと、もう使わなくなった用紙(傷んでいますね)部品。
すごい量です。
捨てられないんですよ。いつか使うかもしれない、と思うようです。
そしてそのいつか使うときには見つけられなくて新しく購入するんですけどね・・・

ホーディング障害の特徴

ホーディング障害の特徴として挙げられるのは以下のような事象です。

1.物の過剰な保持:
ホーディング障害のある人々は、一般的に大量の物を収集・保持します。これらの物は一般的に他の人から見れば不要であり、使われていないことが多いです。

2.捨てることへの強い抵抗:
ホーディング障害の人々は、物を捨てることに対して非常に強い抵抗感を持ちます。彼らにとって、物を捨てることは非常に不安を引き起こし、時には苦痛と感じます。

3.空間の制約:
ホーディング行動によって、住居や作業スペースが過度に混雑し、使い物にならなくなることがあります。これは生活の品質を低下させる可能性があります。

4.社会的および職業的な機能の低下:
ホーディング障害は、社会的な関係や職業的な成功にも悪影響を与えることがあります。物を保持するために多くの時間を費やし、他の活動に参加することが難しくなることがあります。

5.感情的な苦痛:
ホーディング障害の人々は、物を捨てることに関連して強い感情的な苦痛を経験することがあります。彼らは不安、罪悪感、恐怖などを感じることがあります。

友達の場合には、捨てられない理由に「使うかもしれないという不安」という明確な理由がありますが、これが明確でない人もいます。

ホーディング障害の要因となりうるもの

1.遺伝的要因:
 遺伝的な傾向がホーディング障害の発症に影響を与える可能性があります。家族内でホーディング行動が見られることがあるため、遺伝的な要因が関与している可能性があります。

2.トラウマやストレス:
 過去のトラウマや過度のストレスが、ホーディングの原因となることがあります。物を保持することが安全や安心感を提供すると感じるため、ストレスから逃れる手段としてホーディング行動が強化されることがあります。

3.意思決定の困難さ:
 ホーディング障害の人々は、物を捨てる際に意思決定が非常に難しいと感じることがあります。彼らはアイテムに感情的な価値を付け、それらを捨てることが自己価値に影響を与えると感じることがあります。

4.パーソナリティ特性:
 一部のパーソナリティ特性、特に過度の完璧主義や感受性が、ホーディング障害の発症に関連していることがあります。

5.認知的な側面:
 ホーディング障害の人々は、物の保存や整理に対する異常な関心を持つことがあります。彼らは一般的に物の価値を過大評価し、不要なものを捨てることを避ける傾向があります。

6.社会的影響:
 メディアや社会的な圧力もホーディング行動を強化することがあります。テレビ番組や雑誌の特集、リアリティ番組がホーディングを取り上げることで、人々はこの行動を模倣しやすくなることがあります。

ホーディング障害である友達に、モノの取捨選択を迫り、掃除をするように促すと、徹底的でなければ気がすまないため、必要かもしれないものまで捨て始めます。
そして最終的に、全てを捨ててしまいます。
0か100かしかないのです。

友達のデスク周りは常にものすごく汚いですが、潔癖症でもある彼は、中途半端に綺麗にすることができず、掃除を始めると極度にイライラし始め、性格な判断ができなくなります。
結果としてイラつきから「全て捨ててしまえ!」につながるわけです。

また、普段から身の回りを整頓しよう、というクセがありません。
習慣がないんです。
なので、レシートも溜まりっぱなしだったり、食べ終えたお菓子の袋をいつまでも取っておいたり、デスク周りが汚く崩れてきても、それを気に留めません。
気に留めたら最後、0か100かしかないので、見ないでスルーするように心が工夫をしているんだと思います。

また、彼は自分の領地を誰かに整頓・掃除されることを嫌います。
領土が侵されている感じを受けるのだと思います。
置いていたものが少しでも違う場所に移動することも嫌いますね。
脳内ではものの場所はある程度把握しているのだと思います。

ホーディング障害は専門的な治療を必要とし、通常は認知行動療法(CBT)や薬物療法が取り入れられます。治療プロセスでは、捨てることへの不安やストレスを軽減し、適切な意思決定スキルを習得する支援が提供されます。また、家族やサポートシステムの協力も非常に重要です。

また、この専門的な治療を受けるには、強制的に病院に連れていくことはできないため、本人を説得する必要があります。
しかし、本人は困っていないため、強く拒否される場合が多いと思います。
友達もそうです。

本人が解決に向けて動かなければ解決しないのです。

ホーディング障害の人と付き合うには

ホーディング障害の人と付き合うことは、理解、忍耐、そしてサポートが必要です。以下は、ホーディング障害の人との付き合い方に関するいくつかのアドバイスです。

 1.理解と同情:
 ホーディング障害の人が物を保持する理由や、それが彼らにとってなぜ重要なのかを理解しようと努力してください。彼らはしばしば感情的なつながりを物に求めている場合があり、それを理解することは大切です。

2.コミュニケーション:
 彼らとオープンで健全なコミュニケーションを持つことが大切です。感情や不安について話す場を提供し、彼らの立場や気持ちを尊重しましょう。

3.協力とサポート:
 ホーディング障害の人が改善を望む場合、協力的で支持的なパートナーであることが重要です。物を整理するプロセスに協力し、必要であれば専門家の支援を受けることを支援してください。

4.無理強いをしない:
 彼らを無理に物を捨てさせたり、整理を強制することは避けましょう。これは彼らにとって非常にストレスを引き起こす可能性があります。

5.増えないように協力:
 新たな物を購入することを制限し、物の増加を防ぐよう協力しましょう。一緒に計画を立てて、新しい物の収集を制限する方法を見つけることができます。

6.専門家の支援:
 ホーディング障害は専門家の治療を必要とすることが多いです。彼らが治療を受けることを促し、必要であれば治療に同行するサポートを提供しましょう。

7.自己ケア:
 ホーディング障害の人をサポートするために、あなた自身の健康と幸福も忘れないようにしましょう。ストレスや不安を管理し、必要であればカウンセリングやサポートグループに参加することも検討してください。

私もこういう傾向があって悩んでいる、という方も、ぜひ誰かに話して少しすっきりしてみましょう。

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