こんにちは!りほです♪
今回は、私が心から「見つけてしまった!」と感動して帰ってきた、知られざる美酒の宝庫、中央アジアの宝石ウズベキスタンの旅の記録をお届けします。
イスラム文化圏の国と聞くと、「お酒は飲めないのでは?」と心配される方も多いかもしれません。私も旅をする上で、その点はかなり重視するタイプなのですが、ウズベキスタンは嬉しい誤算の連続でした。なんと、美味しいビールとワインが、この地の歴史と文化と共に息づいていたのです。
旅の始まりは、まるでRPGの世界「ヒヴァ」
私のウズベキスタン旅は、まず首都タシケントから飛行機で西へ飛び、砂漠の真ん中に突如現れる世界遺産の街、ヒヴァから始まりました。
ヒヴァの中心部にあるイチャン・カラは、まるで人気RPGゲームの街に迷い込んだかのような、圧倒的な非日常感に包まれています。1世紀から栄えたというこのオアシス都市は、タクラマカン砂漠(そしてもう一つの砂漠)に囲まれ、かつてのシルクロードを行き交う人々にとって、まさに命の水のようだったことでしょう。日中は陽光を浴びて輝く土壁のモスクやメドレセ、そして夜にはライトアップされて幻想的な姿を見せるその姿は、息をのむほど美しかったです。
砂漠のリゾートとしての側面も強く、街中では多くの西洋人観光客を見かけ、日本人の旅行者もちらほら。観光客向けのレストランも充実しており、私は何度か、街を見下ろせる最上階の屋上レストランで食事を楽しみました。夕焼けに染まるイチャン・カラを眺めながらの食事は、まさに至福のひととき。しかし、そこで私をさらに驚かせたのが、ウズベキスタンのお酒の美味しさでした。
オアシスで出会った、進化するビール文化
屋上レストランで最初に注文したのは、地元のビールでした。普段からビールにはうるさい私ですが、これがまた、驚くほど美味しい。すっきりとしたラガータイプから、個性豊かなクラフトビールまで、種類も豊富でした。
特に印象的だったのは、IPA(インディア・ペールエール)など、クラフトビールの多様性です。ベルギーのホワイトビール「ヒューガルデン」のような、フルーティーでまろやかな味わいのビールもありました。中には、ウズベキスタンの象徴的な広場「レギスタン広場」の名前を冠した「レギスタンガーデン」というビールも。思わず「これはパクリでは!?」とツッコミたくなるようなネーミングと味わいでしたが、それがまた旅の面白さを深めてくれました。
ウズベキスタンでは、近年、クラフトビール文化が急速に発展しているようです。旧ソ連時代に大規模な国営工場でビール生産は行われていましたが、現在のような多様で質の高いクラフトビールは、比較的新しいトレンドと言えます。原料となる大麦や小麦は、主に隣国のカザフスタンから輸入されていることが多いようです。カザフスタンは広大な平野を持ち、麦類の主要な生産地であるため、高品質な原料を安定して調達できることが、ウズベキスタンのビール醸造を支えているのでしょう。
甘くない、そして美味しい!歴史あるウズベキスタンのワイン
ビールだけでなく、ワインの美味しさにも目を見張るものがありました。一部の情報では「ウズベキスタンのワインは甘口が多い」とありましたが、私が旅で出会った白ワイン、赤ワインはどれも甘さは控えめで、食事によく合うドライな味わいでした。
特に気に入ったのは白ワインです。日本の甲州ワインのような、すっきりとしていながらも、どこか繊細で豊かな香りが広がる味わいは、私の心を鷲掴みにしました。まさか中央アジアでこんなに好みのワインに出会えるとは、嬉しい誤算です。
ウズベキスタンのワイン文化は、ビールとは異なり、非常に長い歴史を持っています。この地域は、ワイン発祥の地とされるジョージアにも近く、シルクロードを通じて紀元前からブドウ栽培やワイン醸造の技術が伝えられてきたと言われています。旧ソ連時代には、1980年代のゴルバチョフ書記長による「反アルコールキャンペーン」によって、多くのブドウ畑が伐採されたり、ワイナリーが閉鎖されたりという苦難の歴史もありました。しかし、その根強い文化は途絶えることなく受け継がれ、近年では再び、質の高いワイン造りに情熱を注ぐワイナリーが増えてきているのです。
サマルカンドの夜に輝く、クラフトビールの灯り
旅の終盤、歴史都市サマルカンドで訪れたのは、なんとクラフトビール専門のレストランでした。店内には10種類ほどのクラフトビールが並び、その中から選んだIPAは、ヒヴァで飲んだものとはまた違う、芳醇な香りと苦みが絶妙な一杯でした。サマルカンドに行かれる際は、ぜひこのクラフトビール専門店に立ち寄って、現地のビール文化の進化を肌で感じてみてください。
ウズベキスタンでは、お酒に関してそこまで厳格な雰囲気はありません。現地の皆さんも、レストランでビールやワインを楽しむ姿を多く見かけました。ビールは大きなグラスで約500円と、手頃な価格で楽しめるのも魅力です。
「お酒が飲めない国には旅行しない」という私にとって、ウズベキスタンは最高の発見でした。歴史、文化、そして美食と美酒。すべてが私を魅了し、心から満足して帰ってくることができました。
ビール好きの方、ワイン好きの方、そして新しい発見を求める旅好きの皆さん。ぜひ一度、ウズベキスタンを訪れてみてください。きっと、あなたの旅の概念が、良い意味で覆されることでしょう。それでは!