子連れの母親に冷たい日本社会-こなんで少子化問題が解消されるわけがない
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ネットでまたしても子供連れの母親を否定する投稿があり、バズリました。
具体的には「はてな匿名ダイアリー」への「どうして子供連れでスタバに来るの?」という投稿ですね。
投稿主は、「子連れは迷惑だからスタバに来るな」といいたいのではなく、本当に疑問なので絶対に泣く年齢の子供を連れてスターバックスを利用する親御さんにその理由を教えてほしい」「どうしてファミレスやフードコートという、いくら子供が泣いてもいい(スタバがだめなわけじゃないけど)場所が他にあるのにスタバを選ぶのか教えてほしい」と本当に疑問を持っているようです。
要するにショッピングモール内では広いフードコートが設けられており、無料の休憩スペースも完備されているにもかかわらず、わざわざスタバを利用する保護者の心理を知りたいということですね。
しかし、考えが浅かった。
こんな投稿をしたら脊髄反射的にとにかく批判したいネット民の餌食になるのは目に見えています、
やはり、「なぜわざわざスタバを選ぶのか?」という問いに対する明確な回答はほぼなく、投稿主は「思ったより反応があったんだけど、明記してることを読んで回答してくれた人がいなくてショックを受けています」と追記しています。
大体大きなお世話でしょう。
子連れでスタバに行くなんてその人の勝手じゃないですか。
スタバ自体が子連れでの入店を禁止しているのなら話は別ですが(そんなことをすれば目茶苦茶批判されるでしょうが)。
しかし、こういう発言は定期的に問題になりますね。
そして、投稿主を批判する側も本当に子育て家庭のことを案じているとも思えません。
上に書いたようにとりあえず正義の側について好きなだけ叩けば満足なんでしょう。
そういえば、ダウンタウンの松本人志氏も「新幹線で子供がうるさい。。。 子供に罪はなし。 親のおろおろ感なしに罪あり。。。」とツィートしています。
年端のいかない子どもが泣いてしまうのは止むを得ないが、その子どもを泣いたまま放置し、周囲に罪悪感も抱いていないように見える親を責めているわけです。
この発信も批判を浴びました。
大体彼は「1994年発売の『遺書』で、『新幹線も飛行機も、わけもわからん禁煙席を作るぐらいなら、禁ガキ席を作れボケタレ』と書いているくらいですから、もともと子供が嫌いのようです。
当然ながら松本氏の発言には批判の声が上がりましたが、結局、これが現在の日本の姿なんですね。
いつもいうように日本の社会は子連れの母親にものすごく冷たい。
それから、一応指摘しておくとこうして批判されるのはいつも母親なんですね。
イクメンなんていっていますが、日本の男性の子育て参加率は世界でも最低レベルなのです。
上述の松本氏もお子さんがいるみたいですが、おそらく育児にはまったく協力しないのでしょう。
いっておきますが、気まぐれにおむつを替えたり、食べ物を上げることは育児のうちには入りません。
それでスタバに子供をつれていったのが父親だったら世間の見る目は全然ちがったでしょう。
称賛の声があふれると思います。
「すごい、男の人なのに・・・」といった感じです。
しかし、これは日本人の持って生まれた性質ですから、当分、変わることはないでしょう。
「子連れは迷惑だからスタバに来るな」といった意見は叩くくせに、双子用ベビーカーのバス乗車は拒否されたり、母親が非難されたりする。
こんなんで少子化問題が解消できるわけないですね。
では