趣味の悪いジョークと倫理観のねじ曲がった政治家
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なんでも、ある芸人が、れいわ新選組の街頭演説イベントで披露したジョークが批判を呼んでいるようです。
以下に簡単に紹介します(ネットニュースより)。
芸人のぜんじろう氏が、次期参院選の比例代表に同党から出馬表明をした水道橋博士の応援に駆けつけました。
同党の山本太郎代表はぜんじろう氏に、昔、大笑いしたというネタをもう一度話すようにお願いします。
これを受けて、ぜんじろう氏が披露したジョークなるものが、以下のようなものだったのです。
「麻生大臣と安倍元首相と森喜朗が乗った飛行機が墜落しました。助かったのはだれか? 日本国民」
山本氏は左手の握りこぶしを頭上に掲げながら「フゥー! しびれるぅ~! 最高!!」と絶賛。
観覧者たちからも歓声があがり、拍手が送られました。
しかし、この場面を撮影した動画は瞬く間にSNSで拡散され、実在する人物の死を連想させるようなジョークに「不謹慎」との批判が上がったわけです。
「言っていい事と悪い事もあるんやで! 失礼過ぎる」
「ちょっともひっかからない。完全に滑ってる。最悪最低。 テロ扇動にしか聞こえないことを街頭で演説したのか」
「どんなに嫌いでも人の生死をネタにして、「ふぅーシビれるぅーサイコー!」って言える人間が政治家? 最低の人間だわ」
まあ、こんなのは飲み屋で話すようなアメリカンジョークで、沢山集まるようなおおやけの場で披露する話ではないかな。
プロの芸人にしてはレベルが低いし、これに感心する山本氏もどうかと思います。
そういえば山本氏は、昨年も、ある記者会見において、麻生太郎氏を「万死に値する」との強い言葉で批判しています。
このときも「言い過ぎ」との声が上がっていましたが、どうも山本氏の感覚は一般の人とは違うようです。
倫理観が歪んでいるというか。
たとえば、最近にも、衆院議員を辞職し、参院選への出馬を突然表明しています。
当然ながら、「国政を軽視している」、「不誠実だ」、「選挙制度の盲点を利用した戦略」との批判の声が上がりました。
私も、これは制度の抜け道を悪用した非常に姑息な戦術だと思うのですが、山本氏は次のように反論しています。
「何も分かってない。(衆院選は)投票用紙に『山本太郎』と書いてもらってないんです。れいわ新選組という政党で票をいただいたんだから」
詭弁もいいところです。
れいわ新選組すなわち「山本太郎」であって、投票した人たちが山本氏に入れたのは明らかでしょう。
要するに山本氏はなんでもありなんですね。
さらにいうと、山本氏は福島第一原発事故後の状況について、以下のように発言しています。
・(東日本の食品は全て汚染されていて安全ではないと言う意味で)「ベクれってるんやろうな」
・(福島産の食品の安全性に対する風評被害に関する質問に対して)「不評被害では無く実害」
・(東京で選挙活動時に生じた円形脱毛症に関連して)「ずっと、体調が悪かったですね。体がだるかったり、朝起きられなかったり…こんなの初めてですよ。被ばくの影響でしょう」
・ (原発事故の影響で)「病気の人が増えて労働力が減る」
しかし、これらの発言には一切科学的根拠はなく、単なる感想でしかありません。
もともと山本氏の原子力に関する発言はよくて勘違い、下手をすると意図的にねじ曲げています。
それがどれだけ福島の住民や東北の農業従事者の人たちを傷つけるかなんて考えもしない。
とにかく、上に書いたように山本氏の倫理観は歪んでいるとしか思えません。
私なんかには山本氏はまがい物というか偽物感たっぷりで、どうして信用できるのかまったく理解できないのですが、特定の人たちに人気があります。
実際に衆議院議員に当選していますからね。
今回の参院選でも当選するんだろうなあ。
まあ、立候補する選挙区にもよりますが。
では