エクセル(windows版)が生まれたのが1987年
2022年現在に至るまでエクセルは、「機能」・「関数」など進化させ続け単なる表計算ソフトの域を超えるようになってきました。
一方、僕自身がエクセルが使用するようになったのは2000年くらい。
最初は簡単な表の作成程度に使っていたエクセルでしたが、私自身も担ってきた業務を少しでも効率的に複雑な処理を行いたいという考えのもと少しずつ「エクセル」スキルを伸ばしてきました。
そんな自分が便利だなあと思う関数、機能をここで共有させていただきます。
今日は一番シンプルなエクセルで「合計」を算出する方法について以下のサンプルを用いて解説します。
【1】足し算演算子「+」
一番シンプルな方法は四則演算の「+」を用いる方法
算数が出来ればだれでもできる方法ですよね。(説明もいらないくらい)
この方法の最大のデメリットは、2つです。
①式の入力が面倒
今回の例では7つしか足し算する項目数がないので対応は可能ですが、数百、数千、数万の項目を足し算する時は現実的な方法ではありません。
②項目の中に「文字」が入るとエラー(#VALUE!)となる。
【2】SUM関数
次にSUM関数です。
セルの座標は「手入力」しなくても「セルを範囲指定」することで入力できますので、ほぼ瞬間的に合計を算出することが出来ます。
また、「【1】足し算演算子「+」」のデメリットでもあった「文字」が存在していてもエラーになりません。
【3】SUBTOTAL関数
このSUBTOTAL関数は、「合計」のみならず、「平均値」「項目数」「最大値」「最小値」などを算出する項目を「1個目の引数」で指定し、値を算出します。
合計の場合は「9」を指定します。
2個目の引数として、足し算したいセルの範囲を指定します。(SUM関数と同じ。)
正直いって私自身はこの関数はほとんど使用しませんが、平均値、最大値、最小値などを検算代わりに一時的に確認したい時に、引数を変えるだけで各計算項目を算出してくれるので便利だと思います。
ただ一時的な検算をさせたい時は、次の方法が最も便利です。
(私も日常的に使用しています。)
【4】「関数」ではなく「範囲指定(選択)」で算出する方法
上図の様に関数を入力するのではなくただ単に合計を算出したいセルをの範囲を選択するだけです。
ちょっと足し算を確認したい時などめちゃくちゃ便利ですよ。
【まとめ】エクセル関数(合計)について
今回の記事内容をまとめます。
エクセルで合計値を算出する代表的な方法は、次の4つ
【1】足し算演算子「+」
⇒入力が面倒。「文字」が紛れるとエラーになる。
【2】SUM関数
⇒項目数が多くても「文字」が紛れてもエラーにならない。
【3】SUBTOTAL関数
⇒検算などにおすすめ。
【4】「範囲指定(選択)」する方法
⇒検算などに超おすすめ。
なお、SUM系の関数でもより複雑な計算をしてくれる(例えば、条件を満たす要素だけを合計する)関数なども存在します。
(SUMIF関数、SUMIFS関数、SUMPRODUCT関数など)
それについては、別記事で紹介します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。