キャリコンとして最初に決めるべきは「誰を支援するか?」

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ビジネス・マーケティング
キャリアコンサルタント資格を取ったあと、多くの方が最初に悩むのは、

「何をすればいいのか分からない」
「自分はどんな活動から始めればいいのか見えない」
「求人に応募すべきか、複業で始めるべきか、それとも発信からなのか迷う」

ということです。

でも私は、ここで本当に先に決めるべきなのは、「何をするか?」より、「誰を支援するか?」だと感じています。

なぜなら、誰を支援するかが曖昧なままだと、

どんな求人を見ればいいか?

どんな実績を作ればいいか?

どんなプロフィールにすればいいか?

どんなサービスを出せばいいか?

が、全部ぼやけてしまうからです。※同時に、キャリアコンサルタントとしてのキャリアデザインも考えることが必要ではないかと感じています。

なぜ「誰を支援するか」が先なのか?

キャリアコンサルタントの活動領域は、思っている以上に広いです。

JILPTの調査でも、主な活動の場は企業領域、学校領域、需給調整機関領域、地域・福祉領域などに広がっており、さらに活動内容としても、相談・カウンセリングだけでなく、セミナー・研修、教育・訓練、就職支援・転職支援、再就職支援、採用支援など多様でした。つまり、キャリアコンサルタントは「一つの仕事」ではなく、かなり幅のある支援職だということです。

だからこそ、最初に「キャリアコンサルタントとして何かしたい?」だけで動こうとすると、広すぎて迷いやすいのです。

逆に、「この人たちを支えたい」が見えると、必要な準備はかなり絞られてきます。

「何ができるか」から考えると、かえって苦しくなる

資格を取ったばかりの方ほど、つい

「自分には何ができるのか?」
「何を売りにすればいいのか?」
「どこなら通用するのか?」

から考えがちです。

もちろん、それも大切です。でも、この順番で考えると、自分の不足ばかりが気になりやすいのです。

まだ実績がない

人事経験がない

強みが言語化できない

何でもできるわけではない

そうなると、どんどん動きにくくなります。

一方で、

「再就職で不安なミドルシニアを支えたい」
「仕事と介護の両立で揺れている人を支えたい」
「資格を取ったのに動けない対人支援職を支えたい」
「趣味や人生経験を活かして複業したい人を支えたい」

と考えると、不思議と必要な言葉や経験が見えやすくなります。

つまり、「自分に何があるか?」より、「誰のどんな悩みに向き合いたいか?」の方が、強みを見つけやすいのです。

支援対象が曖昧だと、全部が広すぎる

これは本当に大きいです。

たとえば、「キャリアの悩みに乗ります」という打ち出し方だと、対象が広すぎます。

学生なのか?若手社員なのか?管理職なのか?ミドルシニアなのか?介護中の人なのか?複業を考えている人なのか?

支援対象が曖昧だと、読む側は「結局、自分向けなのか分からない」となりやすいです。

一方で、提供する側の自分も、

どんな話題を準備すればいいか

どこまで対応するのか

どんな言葉で書けばいいか

が定まりません。

だから、最初に「誰を支援するか?」をある程度決めることが、活動全体の軸になります。

支援対象は「自分が理解できる人」から選ぶと強い

では、誰を支援するかは、どう決めればいいのでしょうか?

私は、最初は「自分が現実を理解できる人」から選ぶのが一番よいと思っています。

たとえば、

自分自身が転職や再就職で苦労した

管理職として部下育成に悩んだ

役職定年や定年後の働き方を考えた

家族介護と仕事の両立で揺れた

趣味や好きなことを副収入につなげたかった

資格を取ったのに一歩が出ずに悩んだ

こうした経験があるなら、その悩みを持つ人に対しては、言葉が届きやすいです。

私の場合は、若年者支援からスタートしたあと、多くのミドルシニア人材が役職定年、早期退職、定年、再就職、職場定着などで悩んでいる現実を目の当たりにし、2021年にメイン活動領域を若年者支援からミドルシニア支援に移行しました。その後、父母の介護経験をもとに、ミドルシニア世代のキャリアと介護・終活の支援になっています。

支援対象を決めると、活動の選び方まで変わる


ここが実務的にとても重要です。

たとえば、支援対象が

ミドルシニアの再就職層なら、

再就職支援

職務経歴書支援

面接対策

複業準備

役職定年後のキャリア整理

といった活動が見えやすくなります。

仕事と介護の両立に悩む人なら、

ワーキングケアラー向け相談

両立のための働き方整理

介護離職防止の視点

企業向けの啓発や研修

へつながりやすくなります。

資格を取ったのに動けない対人支援職なら、

デビュー支援

強み棚卸し

ロープレ相手

プロフィール作成支援

複業設計支援

がテーマになりやすいです。

趣味や夢中になったことを活かしたい人なら、

複業テーマの整理

生きがいと収入の両立

趣味ベースのサービスづくり

小さな実績づくり

へつながりやすいです。

つまり、支援対象を決めると、活動内容・商品設計・発信内容・応募先まで、一気に現実的になるのです。

「誰を支援するか」は、完璧に決めなくてもいい

ここで大事なのは、最初から一生変わらない支援対象を決めなくてもよい、ということです。(PDCAを回してみる、PDCAを回し続けることが最も重要です。)

多くの人はここで止まります。

「もし違っていたらどうしよう」「もっと自分に合う領域があるかもしれない」「一度決めたら変えられないのでは」

でも、実際にはそんなことはありません。

キャリアコンサルタントの活動は、実践の中で深まり、変わることがあります。

つまり、最初は「仮の支援対象」で大丈夫なのです。

大切なのは、何も決めずに止まることではなく、いったん仮で持って動きながら確かめることです。

支援対象を見つけるための3つの視点

私は、最初に誰を支援するかを考える時、次の3つの視点が役立つと思っています。

一つ目は、「どんな人を見ると、つい力が入りたくなるか?」です。
放っておけない相手、応援したくなる人は誰か?

二つ目は、「自分の経験が、その人のどんな悩みに役立ちそうか?」です。
職歴、人生経験、趣味、副業、介護、遠回り、全部が材料になります。

三つ目は、「その相手に向けた小さな入口が作れそうか?」です。
相談、講座、ロープレ相手、発信、複業支援、占いからの導入など、始めやすい形があるかを見ることです。

この3つが重なるところに、かなり自然な支援対象が見えやすくなります。

まとめ|最初に決めるべきは「何をするか?」ではなく「誰を支えるか?」

キャリコンとして最初に決めるべきことは、求人に応募するか?、複業にするか?発信するか?ではありません。

その前に、「誰を支援するのか?」を決めることです。

キャリアコンサルタントの活動領域や仕事内容は非常に広く、企業、学校、需給調整機関、地域・福祉など場も多様で、相談、研修、教育、就職支援、再就職支援など役割も幅広いです。だからこそ、対象が曖昧なままだと全部がぼやけやすくなります。

逆に、「この人たちを支えたい」が見えると、

強みの言葉

必要な実績

選ぶべき活動

発信テーマ

商品設計

がかなり整理しやすくなります。

「自分は誰を支援する人なのか、まだうまく言えない」「ミドルシニア、複業、介護、対人支援職支援など、どこに軸を置くべきか迷っている」「仮でもいいから、自分の支援対象を整理したい」

そんな方は、まずは現状整理から始めてみてください。最初に定めるべき軸が見えると、次の一歩はかなり軽くなります。

一緒に頑張っていきましょう。
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