父と母

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隔離病棟で、シロキ君という子と会いました。イヤホンマイクでFMラジオを聞きながら一日中お経を唱えている子。霊媒体質のシロキ君は夜中に悪魔が降りてきて凄い声と形相になったことがあり、肩を揺さぶり意識を戻しました。「あれ?ぼくなんか言ってた?」「うん、何かにとりつかれたてたよ?」そんなシロキ君が、ゆきのとが退院する前夜にこう言ったんです。
「お願い!ゆきのと君!お父さんとお母さん大事にしてあげて!このままだと家族ばらばらになっちゃうよ!お願い!」シロキ君はそう言ってわたし(ゆきのと)に土下座して頼んでくれた。「シロキ君…わかったよ。大事にするね」そう言うとシロキ君は「ありがとう」とお礼を言った。お礼を言わなければいけないのはこっちのほうなのに。今でも彼には感謝している。「オレが言えたガラじゃないけどね。オレは家も財産も取られちゃったから」そう言って笑うのだ。辛いなあ。でも、ありがとう。朝が明けるまでまだずいぶん時間があった。2人並んで話した夜。多分、一生忘れません。
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