人に与えること

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こんにちは、心理カウンセラーのナガエトモヒコです。
今回は人に何かを与えることについての私の考えを書いていこうと思います。

与えること

与えることといっても様々だと思います。
「お金を与える」「食べ物を与える」「仕事を与える」「愛を与える」とその他にもたくさんあるでしょう。
この与えることについてですが、皆さんはどう思われますか?
人によっては損をすると思われる方もいるのではないでしょうか。
反対の貰うことについて考えてみると、与えるより貰う方がいいという方もいると思います。
それに人に何かを与える時は、何かを失っているように感じるかもしれませんし、実際にお金などの何かのモノを与えるのであれば、その「モノ」自体は失っていると思います。
しかし、与えるという行為は「他者の役に立つ行為」ということにも置き換えることができます。
そのため、他者の役に立ったという貢献感・満足感を得ることができます。
つまり、与えるという行為は、モノ自体は失っているかもしれませんが、それと同時に「見えない何かを得ることができる行為」とも言えます。

与えることの注意点

与えることは素敵な行為であることは間違いありません。
しかし、ここでは、与えることの注意点について考えていきたいと思います。
まず、最初に気を付けたいことは、与えられる側のニーズです。
当然のことながら、相手が望まないモノをこちらが与えても相手は喜びません。
お腹いっぱいの子に食べ物をあげてもいらないと言われますし、火を起こそうとしている人に水をあげても役に立ちません。
与えることもちゃんと今この人には何が必要なのかと、相手に関心を持って与えることが大切なのだと思います。
相手のことを考えずに、与えたことによる満足感を味わいたいがために、他者を利用するのはよくありません。それは、ただの自己満足であり、相手からすればとても迷惑です。
与えることは、相手に関心を持ち、相手のことを考えた上での行為であることを理解し行いましょう。
ここでもう一つ与えることの注意点をあげたいと思います。
それは、「見返りを求めないこと」です。
上記にも書いた通り、与えることは、自分のためではなく相手のための行為と言えます。そのため、見返りを求めてしまうと自分のためであり、「貰うこと」と同じです。
ここでいう「見返り」は、単なるモノだけではなく「ありがとう」といったお礼や言葉も含まれます。
見返りを前提に与えてしまうと、その見返りがなかった場合、相手に対して怒りや落胆といった負の感情を抱くことになります。
そうなってしまうと、与えるという行為はとても危険な行為になりかねません。
たとえ、こちらが与えた後に相手から何らかの見返りがなくても、それは仕方のないことです。

与えることの良いところ

与えることは「見えない何かを得ることができる行為」と書きましたが、時には与えた後に別の形で相手から何かを貰うこともあります。
もちろん見返りを求めないことは前提となりますが、場合によってはそういった恩恵があることも事実です。
与えることによって、貢献感や満足感を得ることができますが、ここで大切なことは、自分自身で貢献感や満足感を感じることです。
自分自身で「私は人の役に立った」と思うことができれば、それだけで貢献感や満足感を得たことになります。
自分自身で感じることができるということは、相手から何か見返りがなくても感じることができるということです。
この見返りの有無に関わらず自分自身で感じることができるという点が、与えることの良いところだと私は思います。
大切な人の役に立ったと感じることはとても幸せなことのはずです。
また、それは自己満足と何が違うのかというと、実際のところ与えることは自己満足と紙一重であると言えますが、ただの自己満足は相手に関心はありません。自分のために相手を利用する行為と言えます。
しかし、与えることは相手に関心を寄せ相手のニーズを考慮したうえでの行為です。
大切な人のことを考え、そして大切な人の役に立ったと自分自身で幸せを感じることができる。
それが、与えることの良いところであると私は思います。


まとめ

最後にここまでの与えることをまとめると以下のようになるかと思います。

・与えることは損をすることではない
・与えることで何かを得ることもできる
・与えることは見返りを求めてはいけない
・与えることは相手に関心を寄せる行為
・与えることはとても幸せなこと

この記事で与えることについて、少しでも良い考えが皆さんの中で生まれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。












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