劣等感(コンプレックス)を考える

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こんにちは。心理カウンセリングや心理学の授業を行っている、ナガエ トモヒコと申します。

この記事を読まれた方は、何かしらの「劣等感(コンプレックス)」を抱えていらっしゃることだと思います。
この記事では私のいままでの経験から「劣等感」についての考えを書いていこうと思いますので、お読みいただければ幸いです。

劣等感とは

簡単に「劣等感」とはなにかを説明しますと、自分の見た目や能力についてネガティブな感情を抱くことだと思います。
・私は醜い人間だ
・私は役に立たない人間だ
というような感じです。誰しもがこういった考えがご自身の中にはあるのではないでしょうか。
「劣等感」を考えるうえでポイントとして取り上げたいことは、主観的な思いであるということです。極端に言えば「思い込み」です。
なかには「この役立たずめ」などと心無い言葉を直接言われ、それが劣等感になってしまったという人もいるかと思います。
たしかに、人から言われたことが「きっかけ」であることは事実としてあるかかもしれません。
しかし、その「きっかけ」について、「そうだ、私は役立たずだ」と自己決定してしまうのは「自分自身」であることは疑いようがありません。
逆にいってしまえば、どんなにひどいことを言われたとしても、自分自身でそう思わなければ、そうはならないのです。

劣等感と目標

誰しもが劣等感を抱えています。私の学んだアドラー心理学(個人心理学)では、「生きることは劣等感を抱くこと」とも言われています。
人は何かしらの「目標」に向かって生きていきます。
「劣等感」を抱くことは「目標」を抱くことでもあります。
「自分は役に立たない」という劣等感を抱くのは「もっと役に立つ人になりたい」という目標があるからこそ抱く感情です。
そのため、人間は常に「目標」を掲げ、その「目標」と今の自分のギャップに対して「劣等感」を抱いているということになります。
ここでのポイントは、目標と現状のギャップに対して抱く感情であり、「生きることは劣等感を抱くこと」のため、劣等感を抱くことは、ごく自然なことであるということです。

良い劣等感と悪い劣等感
「劣等感」にも良いもの悪いものがあります。
目標と現状のギャップに対して自分には足りない部分があると思い、その目標に向けて努力するための促進剤となるのが「良い劣等感」です。
劣等感があるからこそ努力するといった感じです。
それに対して、「A君は頭がいいのに私は頭が悪い」や「Bちゃんはかわいいのに私はそうじゃない」といったように、人と比べて抱いてしまう劣等感が「悪い劣等感」となります。
同じ劣等感ではありますが、この2つの違いは、自分に対して抱くか、他人に対して抱くかに違いがあります。
なぜ、他人に対して劣等感を抱いてしまうのがまずいか、それは自分自身は交換できないからです。
「A君」や「Bちゃん」になりたいと思ったところでなることはできません。
しかし、目標(理想の自分)に近づくことはできます。
他人と自分を比べるのではなく、理想の自分と比べることで、劣等感は良い働きをしてくれるのです。

劣等感の克服

では、劣等感を克服するにはどうすればよいか。
ここではその克服についていくつか紹介していきたいと思います。
まず、1つ目は「不完全であること受け入れること」です。
先ほども書きましたが、「生きることは劣等感を抱くこと」であり、生きているうちは劣等感を抱き続けるとういうことにもなります。人間はどこまでも不完全な存在です。1つの「目標」に到達した瞬間に新たな「目標」が生まれます。
そのため、まず「不完全であることを受け入れること」から始まります。
2つ目は、「自分の劣等感(コンプレックス)の良い側面を見つけること」です。
「リフレーミング」とも言われる技術ですが、ものごとには良い側面と悪い側面があります。
例えば、「臆病な人」は「慎重な人」とも言えます。「わがままな人」は「真の強い人」とも言えます。
自身の劣等感に良い側面を見つけることができれば、自分を受け入れやすくもなります。
3つ目は、「勇気を持つ」ことです。
とてもシンプルなことですが、この勇気が欠けてしまっていてはなにもできません。まずは、一歩踏み出すことです。
そして「不完全であることを受け入れる勇気」「自分の劣等感の良い側面を見つける勇気」を持つことです。

ここまでのまとめ

ここまでをまとめると
・劣等感は自分自身で抱く感情
・劣等感は理想の自分と現状についてのギャップから生まれる
・劣等感自体はすべてが悪いわけではない
・劣等感にも良い側面がある
・劣等感を克服するには不完全であることを認める

以上が私の「劣等感」についての考えとなります。
「劣等感」を抱いている方に少しでもお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。














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