おわび状の修正例を公開します。

記事
法律・税務・士業全般
スマホの普及により、近年お手紙を書くことも少なくなりました。
それにより、誠意を伝える文章を作成する事に慣れておらず、トラブルがこじれてしまったというお客様のご依頼が増えてまいりました。
当事務所のホームページからの問い合わせが急増している案件ですので、修正例を公開します。
お預かりする原文では、相手の方に伝えたい強い気持ちは伝わってまいりますが、自分本位に受け取られたり、誤解を招きかねないと思われる表現が多々ございます。
言葉のチョイスひとつで受け取る側の印象は大きく変わってまいります。
また、いわゆる「クッション言葉」というものを効果的に使用したり、語尾の印象を変えるだけで、本心から謝罪していると相手に刷り込む心理学的な効果もございます。
お気持ちを伝える文章に対して「効果的」や「刷り込み」などの事務的な表現は使いたくないのですが、やはり人間は感情の生き物ですので、少しでもお気持ちが伝わる表現を選びたいものです。
もちろん必ずしも良い結果になるとお約束できるものではありませんが、少しでも状況が好転しますよう、ご依頼主様のために尽力しております。

なお、謝罪の文章に限っていうなら、理想は①手書きである。②縦書きである。ことをお勧めいたします。
形式的なものと思われがちですが、「手書き」=苦労して書いている=反省している、という印象になるのは皆さんもお分かりになると思います。
また、縦書きの場合「古風・堅苦しい」という印象を受けると思われませんか?この「古風・堅苦しい」という印象は、「きちんとしている・正式である」という印象に繋がります。
手書きも縦書きも、慣れていない方はかなり手間取ると思いますが、相手に誠意を伝えたい場合は記載内容を格上げしてくれる効果がありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

以下は、ご自身のお子様が友人に怪我を負わせてしまい、損害賠償請求されたご依頼主様から実際にご依頼いただき、相手の方からお許しいただけたものの修正例です。ご依頼主様のご了承をいただき公開させていただきます。(個人情報を特定できない程度に修正しております。)
ぜひご参考になさってください。

【原文】

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【完成文】

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