〜これは、私ではない「誰か」の今日を綴ったストーリー短歌です〜
ふるさとの地震を知らせる緊急速報が、ちょうど開いていたスマホに届いた
震度5弱の地震、津波の心配はない
先週に引き続きの地震速報に、心が少しざわついた
ふるさとを離れて10年
もう家族も親族もその町にはいない
気がかりなのは、ふるさとに残り就職した旧友と、良くしてくれたご近所さんくらいだ
はたしてふるさとのみんなは、私のことをおぼえているのだろうか
ときに、思い出すことはあるのだろうか
・・・なんて、
私だって地震速報が届かなければ思い出すことなんてなかったのに、人間なんて勝手な生き物だ
さてと、今日の夕飯な何にしよう?
昨日までの殺人的な忙しさが一段落して、今日は珍しく定時退社できた
こんな時に軽く飲みに誘える友達がいればいいのだが、みんな「子育て」か「仕事」のどちらかで忙しい
そっか、、、
今日の私は、忙しくないからふるさとを思い出したりしているんだ
だったら、今日だけはのんびりして、明日からはまたいそがしくしよう
一人より
寂しいより
その方がずっといい・・・
そんな私の今日の短歌