この時期になると、2回目の大学院入試を行う大学も多いと思います。
夏に1回目の大学院入試
冬に2回目の大学院入試
がよくあるパターンです。
私が大学院に進学した20年以上前からこのスタイルが定着していました。
特に、一部の旧帝大クラスだと倍率が高く、夏1回の大学院入試だけでも充足する可能性がありますが、それはごくわずか。
大半の大学(大学院)は、学部以上に入学者の確保に苦労しています。
2000年ごろから大学院重点化を国は掲げましたが、大学院に進学しても、必ずしも良い就職口があるわけでも、アカデミアの門戸が大きく開かれたわけでもありません。
当初からそういう予感はありましたが、近年では高学歴ワーキングプアという言葉などが聞かれるようになりましたが、大学院進学は必ずしも幸福への道ではないとわかってきたからです。
しかし、大学院重点化しようがしまいが、超優秀な人ったちは関係ありません。
昔なら大学院に進学できない(すべきでない)人も、大学教員や研究者から進学を促されることになりました。
大学院は自ら学びたい、新しい道を切り拓きたい人でないと不幸になりますが、大学院の定員を充足させないと国から色々と言われてしまうので、大学でも定員を確保しようと必死なんです。
そして、合格者の判定をする会議の様子でも、同様の配慮が繰り広げられます。
学部の入学者は、総合型でも、指定校でも、一般入試でも、しっかりと決められ、補欠もどのくらいになるか、教員と事務職員がきっちりと事前に準備をし、教授会に臨み、異議もあったりしてすぐに決まらないこともあります。
学部定員を増やしすぎると国からの補助金もマイナスに作用することがありますが、学部定員を少なくすると、大学に入ってくる授業料などが減ります(私学は直結)。
私学(理系)の場合:
1名の学部生を入学すれば、500万円以上の授業料が見込めます。
これは大学経営においてとても大切な資金となります。
一方、定員が多くなるとゼミや実習など少人数教育で教員が苦労するし、教育の質が低下します。また、学生の質も悪くなるので、教員は嫌がります。
この辺の兼ね合いで、議論が白熱することもあります。
それに比べると、大学院は倍率が2倍ないことが多いです。
ほぼ1倍
もしばしば。
つまり『よほどのダメな成績/面接でなければ入学される』状態なのです。
これは学部入学で上位校とされるところもしばしばです。
ロンダリングし、自分の経歴をよくしていく方にはとても魅力的に映るのではないでしょうか。
最近は、早稲田大学で1年コースの修士課程があり、多くの(学部資格もない)芸能人が「修士号」を取得することもあります。
コツコツ進むしかない、私のような庶民からすれば呆れるばかりですが。。
大学院試験の成績も、英語でよくない学生すら、指導教員予定の教授が「この学生はやる気があります」「入学してから頑張らせます」などといえば、多くの教員たちは入学許可に挙手して賛同してしまうのです。
大学院進学をうまく利用し、自分のキャリア形成できそうなら、ぜひ大学院進学を目指してみてください。
もちろん、私としては優秀な方であることが望ましいと思いますが、現在は多くの方に対して、学部以上に大学院は開かれています。