伊斯許理度売命 いしこりどめのみこと

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おはようございます。
暑さと、冷房の涼しさとその気温差でじわじわと体力が削られているのか、何だか目覚めた直後から寝足りない感じです。
一度、しっかり体を動かして疲れさせて、ぐっすりと深い眠りで強制的に体の調子をリセットしたほうが良さそうだなあ…

さて、今回のリーディング結果です。

【伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)】

あまり聞いたことが無いような…と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、聞き覚えはなくとも、大事な場面で活躍した神様なのです。
実は「八咫鏡」を作られたのが、伊斯許理度売命様。
八咫鏡と言えば三種の神器、とすぐに思い浮かぶでしょう。天照大御神様を、引き籠られた岩戸から引っ張り出す際、天宇受売命様の陽気な踊りで大盛り上がりの様子が気になり始めた天照大御神様が、「新しい太陽神が現われたお祝いの宴なのです」と聞かされて、『私の他に? 一体、誰かしら…』と覗き見しようとして岩戸を少し開けた瞬間に「こちらのお方です」と鏡を掲げて見せ、そこに映ったものが自身だと気づかず、もっとよく見ようとして更に岩戸を開けた瞬間に、天手力男様が力いっぱい岩戸を開けて引っ張り出したときの、重要な小道具。

ちなみに八尺瓊勾玉は、玉祖命(前回の鑑定で登場されましたね)が制作担当でした。

皆さまが参拝された折に目にしていらっしゃると思いますが、鏡をご神体としている神社はとても多いです。日本神話の重要場面で出てきたように、鏡は神道では重要な役割を果たしているのです。
実際のところは、鏡=神様、というのではなくて鏡に「神様のお姿が映る」「鏡を通じて神様と繋がる」という意味になるそうで、参拝時に御神鏡に自分の姿が映るように配置されている神社もありますので、もしもその状態で参拝できる機会があったら、普段以上に真摯にご挨拶されると佳いと思います。

伊斯許理度売命様は「鏡」という性質から、≪ありのままを映す≫、≪心を鎮めて自分が置かれた状況を見つめる≫ことで、本来自分が持っているもの、自分置かれている現状への気づきを促します。

あなたの心の中に鏡があったとしたら、そこに何が映っているでしょうか。
その鏡に映ったものを見て、あなたは何を感じましたか。

ガラスを使った鏡ができた江戸時代までは、銅や銅に錫や鉛を混ぜた青銅を磨きぬいて作られていました。
気持ちが落ち着かない、ザワついている、という方は心の中に在る鏡を綺麗に磨き上げる様をイメージしながら深呼吸してみましょう。

また、このカードのイラストに描かれているように、伊斯許理度売命様は「鈴」のイメージとも関連づいています。
鏡の原料が鉱物ですから、金属的な澄んだ音です。
御守や根付などについている鈴をならしてみるのも佳いかもしれません。

皆様が佳き気づきを得られますように。

宵小町  拝


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