備蓄米は、いざという時のための大切な食料ですが、古くなると味が落ちてしまうのが難点ですよね。でも、ちょっとした工夫で美味しく食べることができますよ！
1. 炊き方の工夫
しっかり浸水させる: 備蓄米は乾燥しているので、炊く前に最低でも1時間、できれば2〜3時間、冷水に浸しましょう。芯までしっかり吸水させることで、ふっくらと炊き上がります。
新米を少し混ぜる: もし可能であれば、新米を2〜3割程度混ぜて炊いてみてください。新米の粘りや香りが加わり、格段に美味しくなります。
オイルを少量加える: 炊飯時にサラダ油やオリーブオイルを数滴加えると、お米一粒一粒がコーティングされ、ツヤが出てパサつきが抑えられます。ごま油も香ばしさが出ておすすめです。
氷を入れて炊く: 炊飯器に氷を数個入れて炊くと、急激な温度変化が抑制され、お米の甘みが引き出されると言われています。
2. 調理法で美味しく変身させる
そのまま食べるのが難しい場合でも、工夫次第で美味しく食べられます。
混ぜご飯や炊き込みご飯: 鶏肉や野菜、キノコなどと一緒に炊き込みご飯にすると、具材の旨味が染み込んで食べやすくなります。ツナ缶やひじきの煮物などを混ぜ込むのもおすすめです。
リゾットやおかゆ: 水分をたっぷり含ませるリゾットやお粥にすると、古米のパサつきが気になりません。チーズや卵、野菜などを加えて栄養もアップさせましょう。
炒飯: 少し硬めに炊けた備蓄米は、炒飯にぴったりです。パラパラに仕上がり、具材の旨味や調味料の味で美味しくいただけます。
おやきやせんべい: 潰して焼いたり、乾燥させて揚げたりすれば、おやつやおつまみにもなります。
「古古古米」は、かなり時間が経ってしまったお米のことですね。独特のニオイやパサつきが気になることが多いですが、諦めるのは早いです！
いくつかの工夫で美味しく食べることができます。
1. 炊き方の工夫で古米の弱点をカバー
古古古米を炊く際には、特に以下の点を意識しましょう。
しっかり浸水させる（最重要）: 古古古米は水分がかなり抜けているので、たっぷりの水に長時間（最低でも2〜3時間、できれば半日以上）浸してください。芯まで水を吸わせることで、ふっくら感が復活します。
優しく研ぐ: 力を入れて研ぎすぎると、お米が割れてベタつきの原因になります。優しくサッと洗い、濁りが気になる場合は何度か水を替えてください。
加水量を多めにする: 通常より1〜2割ほど多めに水を入れて炊いてみましょう。乾燥具合によって調整してください。
炊飯時に「ちょい足し」をする:
日本酒やみりん: 米1合に対し大さじ1〜2杯程度加えると、古米臭を消し、ツヤと甘み、コクが生まれます。
食用油（サラダ油、オリーブオイル、ごま油など）: 数滴加えることで、お米一粒一粒がコーティングされ、パサつきが抑えられ、ツヤが出ます。
蜂蜜: 少量を加えると、甘みとツヤがアップすると言われています。（ただし、炊飯器のメーカーによっては推奨されない場合もあるので注意）
氷: 炊飯時に氷を数個入れると、沸騰までの時間が長くなり、お米の甘みが引き出されます。
昆布や梅干し: 一緒に炊き込むことで、風味が増し、古米臭を和らげることができます。
切り餅: 少量の切り餅をスライスして一緒に炊くと、もちもちとした食感が加わり、まるで餅米のようになることもあります。
竹炭・備長炭: 炊飯器に入れると、水の浄化作用で美味しくなると言われています。親指くらいの小さめなものがおすすめです。
新米をブレンドする: もし可能であれば、新米を3割程度混ぜて炊くのも有効です。新米のツヤや粘りが加わり、全体的に美味しくなります。
2. 調理法で古米を美味しく変身させる
そのまま白米で食べるのが難しい場合でも、工夫次第で美味しく食べられます。
チャーハン: 古古古米のパサつきは、実はチャーハンに最適です。パラパラに仕上がり、具材や調味料の風味で古米臭が気になりません。ごま油やニンニクを効かせたり、キムチや高菜で味付けしたりすると良いでしょう。一度冷ましてから炒めると、よりパラパラになります。
カレーやシチュー: 香りの強いルウ料理と合わせると、古米のニオイが気になりません。パサつきもルウのとろみで気にならなくなります。
具だくさんの炊き込みご飯・混ぜご飯: 鶏肉や野菜、キノコなど、風味の強い具材と一緒に炊き込むと、具材の旨味が染み込み、古米臭をマスキングできます。
リゾットやおかゆ・雑炊: 水分をたっぷり含ませることで、古米のパサつきが全く気にならなくなります。チーズや卵、野菜などを加えて栄養バランスも良くしましょう。
ドリアやグラタン: ホワイトソースやチーズで覆うため、古米の風味が気になりにくく、美味しくいただけます。
酢飯（寿司飯）: 古米は新米よりも水分が抜けているため、酢飯にすると寿司酢が染み込みやすく、握りやすいという利点があります。手巻き寿司やちらし寿司に活用するのも良いでしょう。
おやきやせんべい: 潰して焼いたり、乾燥させて揚げたりすれば、おやつやおつまみにもなります。
3. 保存方法の見直し
今後のために、備蓄米の劣化を少しでも遅らせる方法も確認しておきましょう。
密閉保存: 米びつやペットボトルなどに入れ、空気に触れないようにしっかり密閉します。
冷暗所または冷蔵庫保存: 直射日光が当たらず、温度変化の少ない冷暗所が理想です。長期保存する場合は、冷蔵庫の野菜室が最適です。低温で湿度が安定しているため、劣化を遅らせることができます。
古古古米は、少し手間をかけることで美味しく食べられるようになります。
