DX導入したからって勝手にうまくいくわけではない!システムの本質データメンテナンスが大切っていう話。

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。

ITCさとよです。

4月に向けて何かとバタバタとしてきますね。

世間的には、受験シーズンの本格到来として、コロナ禍の中で受験に向かう学生の皆さんには本当に気を付けて力を出し切ってほしいなぁと思う次第です。

さて、僕らサラリーマンはこの時期来年度の体制や組織を考えなければいけない時期ですね。

この時期なら、すでに素案はまとまっているところは多くて、最後の調整(役員会の承認)とか中でしょうか。

本格的な開示は役員会の承認を得てからということで、3月に現場に降りてくることも往々にして多いです。

しかし、そこからシステム対応だのなんのって結構大変なんですよね。

システムが勝手に新組織に即してデータを変換してくれるわけではなく、
様々なデータを手で修正する人がいるからうまく対応されるというのを案外知らない人が多い。

新しい部署が一つ増えると、誰かがそれを登録している人がいるんです。

結局、膨大データの処理や計算をしてくれるという優秀なシステムも、
マスターデータなどの元データ・登録データが正しくなければ正しく処理をすることができないんです。

これはビジュアルがイケてるBIツールも同様で、データが荒っぽければビジュアルなんてほんと意味がない(ちょっと言いすぎですがデータ大事ってことです)。

データメンテナンスってとても大事な作業なんですが、軽視されがちだと常々思います。というか、そこまで認知されていない作業なのかもしれません。

営業支援ツールも顧客管理システムも日々のデータ入力がちゃらんぽらんな内容だったらほとんど使い物にならないってこともあります。

過去、そのようなデータ運用がうまくいかずに使われなくなったシステムを何度も見てきました。

システムは導入すればうまくいくと思っている人をいまだに多く見かけます。

ITシステムはただの箱であることが多いのです。
AIが出てきてある程度はITシステム側も考えて動くことが一部できるようになっている気がするけど、結局機械学習もデータが必要。

しかも正しいデータ(画像等々含む)を与えてあげないと誤った学習となってしまって何にも役に立たない学習になってしまう。

もちろんデータのメンテナンスを工夫して管理がしやすいような設計にはすることができる。

その辺は優秀なエンジニアの皆さんに期待したいところですが、
利用するユーザが注意しなければいけないのは、
何でもかんでもITシステムが完璧に動くというのは幻想であるということです。

ユーザが使いこなして初めてシステムが使える場内になります。
勝手にシステムが処理をしてくれるのは正しいデータと動かす人が正しく使うからなんですよね。

IT部門に丸投げせず、積極的に使いこなしていく姿勢をユーザ部門はもっと持ったほうが、社内のIT活用(DX戦略)はより一層進むかもしれませんね。

ITCさとよ

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