早速、結論から言います。
恋愛においてどちらかが冷め始める原理は、
恋愛でキュンキュンしたときに、
人格が修正されるためです。
つまり、毎回のキュンで
別の人格に微妙に変化しており、
必要とする接し方が変わるためです。
世間で「恋愛」と呼ばれる現象は、
幼児期に抑圧された感情が未処理のまま停止している【固着点】の一部が
解放してくれそうな対象に向く現象です。
つまり、固着点が50〜200ある中での、
そのうちの2〜3個くらいを昇華してくれる人への感情(陽性転移)を
恋愛として扱っています。
そのため、恋愛でみたされる=固着点が解放される
なので、リビドー解放の快感(修正感情体験)が発生します。
これが、恋愛のトキメキやキュンの正体です。
(恋愛ホルモンと呼ばれるPEAはドーパミンが続くサイクルを強化するものであり、キュンの正体ではないです。)
(だから、固着点を見抜いてわざと狙って大きく解放すると恋愛より遥かに強い快感が起こる=確実に惚れる=詳しくは惚れプログラミングをご覧ください)
つまり、今まで解決できなかった固着点が1つずつ解放されているので、
恋愛がうまくいくと、それが解放&修正され、人格構造が毎回微妙に変化します。
多くの人はそれがわからずに、
同じ人間として同じ接し方をしてしまうので、
いつのまにか大きなズレとなり、
「この人からはもう固着点の解放は得られないな」と感じると
「対象転移」が起こります。
つまり、別の相手に固着点の解放を求めるようになるという現象です。
よく考えたら当たり前の話ですよね。
満たしてもらえないから他の人にいくということで、
この現象がわからない人がほとんどなので、
他の人にいく以外の解決法を持たないのです。
つまり、「男は全員浮気する」とか「相手が他の人を好きになっちゃう」とか思ってるのは、
率直にいうと、
恋愛の原理が理解出来ていないためです。
つまり、実際は永遠にラブラブは可能です。
以下に、
具体的に何が起こっているかをさらに詳細に解説していきます。
ここを理解して解決技法を使わないと
付き合っても上手くいくことはなく、
最初の刺激から徐々に刺激が低下していくと考えてください。
つまり、極めて精神医学的に高度な理解と技法を、
人類全員が強いられているとんでもない世界が「恋愛」です。
なので、理解して知的水準を追い付かせる以外に解決法がありません。
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先ほどまでの説明で、
恋愛は、固着点の解放相手を求める現象であり、
解放される=トキメキやキュンキュンです。
人格や、認知フレームと固着点は密接に関わっているので、
固着点だらけの人 =境界性人格障害 となります。
誰の心にも固着点はあるので、恋愛感情が起こりますが、
精神医学的には恋愛感情というものは存在せず、
あくまでも固着点の解放現象の弱いものを
世間で恋愛と呼んでいるだけです。
ここまではおさらいですが、
つまり相手が解放させたい固着点が、
好きな人に解放されると
まずネガティヴな感情がポジティブな物に修正され、解決します。
そしてそのあと他の固着点の解放をこちらに求め始めます。
人格を形成する基盤自体が書き換わっているので、
求める接し方も当然変化するというわけです。
なのでこの理論をしらなくても、
非常によく観察すると、
相手の性格は変化していて、求めるものも変わります。
というか、日に日に変わりますし、
実は10分くらいの間隔で人格が微細に変わります。
これは、血糖値や眠気などで固着点の抑制がついたり外れたりするので、
人間の心は固着点が多いほど短期間で移り変わります。
さっきまではお金をくれることを愛だと思っていたのに、
トイレで10分経ってスッキリしたあとは、
一緒に旅行に誘ってくれることを愛だと思ったりと、
コロコロ変わります。
ただ、人格が変わるほどではないのがポイントで、
やはり固着点が解放されないと人格が根本から修正されることはありません。
「人格は生まれつきのもので変わらないでしょう」とか思ってる人が多いのですが、それは自然発生な恋愛だと固着点がなかなか解放されないためです。
実際は固着点の解放で大幅に人格が変わりまくります。
では、具体的に皆様の恋愛で何が起こるのかを説明していきます。
まずお互い両思いで付き合ったら、
お互いがお互いの固着点を、
陽性転移させています。
つまり、この人が固着点のリビドーを解放してくれるな と見込んでいるということです。
そしてそのまま、付き合った当初はラブラブで、3ヶ月くらいかけて沈静化していきます。
もうこの時点で失敗しています。
これが恋愛での、限界効用です。
(コーラの最初の1口は美味しいけど
5口目は微妙になってくる=限界効用の法則)
つまり、1回目の固着点解放の快感と同じものを与えても、
そもそも解放されて解決されているので
解放の刺激なんて起こらないのですが、
例え固着が残っていても刺激が低くなり、萎えていきます。
ずっと同じビール飲ませると後半でどうでも良くなってくるアレです。
このように、一度解放された固着点を刺激しても恋愛が進むことはなく、鎮静化する方向に進む以外ないということです。
逆に、相手がキュンとしたり、
喜んだとき、ときめきを感じた際の微細な変化を
見抜いて新たな接し方を提供し続けるか、
もしくはそもそも固着点をうまく刺激して人格自体大きくかわってわかりやすくなるか
そのどちらかにより、
相手の固着点を求める働きを毎回満たし続けることにより
永遠に恋愛のトキメキが続き、
固着点が全て解消されたあとは、
成熟した「愛しあう」というトキメキをさらに超えた、
自我崩壊&他者融合の状態に突入していきます。
最後にもう一度いいますが、
よくある「付き合った当初はラブラブで、3ヶ月くらいかけて沈静化していく」
これが起こっている時点で限界効用ルートに乗ってしまっているので、時間をかけてさらに鎮静化&崩壊するルートであることがわかります。決して安定した関係になっているのではなく、3年は初期のトキメキは維持できるのが原理上、成績の良い恋愛だと思ってください
ここまで読んで、恋愛に点数をつけるようなことに嫌悪感を感じた方は、かなり危険な状態にあると思います。
まず原理や必要な技法を理解すれば、恋愛は明確に優劣があります。
簡単にいうと、上手い下手がおり、うまくやる=優秀な恋愛 でないといけないわけです。
そうでないといけないのは、別に僕が困るのではなく、
下手な恋愛をすると限界効用ルートに乗り、
そのまま時間経過で崩壊するためです。
では、次の章から、具体的にどのようにすればよいかを述べていきます。
そしてそれでも、自我崩壊&他者融合を目指さないと崩壊は免れない(もちろん結婚や子育てで離婚することは免れる人はいるが、恋愛関係の感情的崩壊を防ぐことを意味しています。