「自ら気づいた」「自ら考えた」を演出する

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ビジネス・マーケティング
メンバーに、“それは言われなくても自分で気づいてほしい” とか ”それくらいは聞かずに自分で考えてほしい” と思うとき、つい、それをそのままストレートに口に出してしまいがちです。

でも、それを言われたメンバーからすると、サボっていたり何も考える気がなかったのならともかく、その人なりに考えていたのであれば、「だからお前はダメなんだ」と言われているように感じます。

言っているリーダー本人は人格否定したつもりはなくても、言われた側の受け止め方はそうなります。冒頭の言葉は、少なくとも、その意見や行動のどこをどう変えればどうなるという前(未来)を向いたアドバイスではなく、もう変えようがない過去のことをあげつらう後ろ向きの文言です。


だから、言いたいことは一旦飲み込み、深呼吸して自分を落ち着かせ、それから、そのメンバーと同じ目線にに立ち、どうしたらその人自身で気づけるか、その人自身で考えられるかを思案する。

例えば、「その時この人はどう思うかな?」、「こういう考えをする人がいるかもしれないけど、どう思う?」、「それをすると(or それをしなかったら)何が起こると思う?」など、その状況やその人に合った質問を投げるとよいかもしれません。質問ではなく、一緒に事実を振り返ることかもしれません。

真剣に考えれば、 「自ら気づいた」「自ら考えた」を演出する方法はいろいろと見つかるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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