仕事はスピードが大事と言います。
でも、仕事のスピードには “速さ” と “早さ” の2つあること、そして、”速さ” に比べ、“早さ” は簡単に操作できて その操作がとても有効に働く、いうことはあまり知られていません。
“速さ”は、仕事を終えるまでに掛かる時間で、これを改善するためには、例えば、1時間掛かる仕事を30分でできるようにしなくてはなりません。
一般的に、「仕事のスピードを上げる」というと、こちら(“速さ”)を想像する人が多いと思います。
しかし、仕事のスピードには、もう1つ、“早さ” があります。
これは、その仕事をどのタイミングでやるかです。
例えば、仕事の締め切りが2週間後で、その仕事に掛かる時間が5時間だったとしたら、多くの人は締め切り間近に行います。
なぜか。それは、「2週間後で良い」と認識した時点で、仕事の優先順位が下がるからです。
考えてみれば、いつやっても掛かる時間は変わりません。
「締め切りが先だと ついだらだらとやってしまい、5時間ではなく10時間掛けてしまう」と言う人がいるかもしれませんが、これは、全く別の“速さ”の問題で、心理的な要素が強いと思います。
それとは逆の発想で、「仕事の優先順位を上げて、2日後に仕上げてお客様に届けたらどんな反応をされるか」想像してみましょう。きっと驚かれますよね。自分のことを大切に思ってくれていると印象づけることができますよね。
・・・変えたのは優先順位だけで、大した努力は何一つしていないのに。
このように、“早さ” は簡単に操作できて それがとても有効なのです。最大限活用しない手はありません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。