どうも!煉氣呼吸家の岩田健慈です^^
今回は前回の続きになります。
前回の投稿はこちら 古代インドのバラモンの世界では、先代が亡くなると、たとえ子が幼くてもその役割を引き継ぐ必要がありました。想像してみてください。まだ経験の浅い若者が、突然組織のトップに立つなんて、かなりハードですよね。リーダーには、経験に裏打ちされた『器』が求められます。
現代で例えるなら、会社の社長がさまざまな成功や失敗を経験することで、人としての深みや自信が生まれ、チームの信頼を得て組織をまとめられるようになります。この『器』をどうやって築くか? バラモンたちはその答えを『呼吸』に見出しました。
彼らは、呼吸と感情が深く結びついていることを発見しました。たとえば、喜怒哀楽と呼吸の関係を見てみましょう:
喜び:心が軽く弾むとき、呼吸は短く、早く、笑い声に合わせてリズミカル。
怒り:胸が締め付けられ、熱がこもる。呼吸は短く、強く、鼻息が荒々しく鋭い。
哀しみ:心が重く沈むとき、呼吸は長く、深く、ため息のように静かでゆっくり。
楽しみ:身体がリラックスし、穏やかなとき、呼吸は長く、柔らかく、ゆったりとしたリズム。
感情によって呼吸のリズムが変わるなら、逆に呼吸を意図的にコントロールすることで感情を整えられるのではないか? バラモンたちはそう考えました。
この発想から、どんな状況でも冷静沈着で揺るがない『不動心』を養う方法が生まれました。呼吸を操ることで、自我をコントロールし、己の信念に基づいた行動が可能になり、下の者への的確な指導ができるようになりました。そして不動心だけでなく、その他にも多くの効能をもたらしてくれました。この智慧こそ、3500年前から続く古式マスターヨーガの根幹に流れています。
次回はもう一つの呼吸法である中国の武当派太極内丹法(ぶとうはたいきょくないたんほう)のお話をしますね。 ちょっとでも面白いと思った方はフォローをよろしくお願いします!^^