「もう都合よく使われるのはやめよう」と、思ったことがありますか。
きっと、ある。何度もある。
なのに彼から連絡が来ると、また会いに行ってしまう。断れない。「次こそは」と思いながら、また同じ場所に戻ってしまう。
自分が嫌になる日も、あるかもしれません。「なぜ私はこうなのだろう」と。
でも、やめられないのは、あなたが弱いからでも、彼を本気で好きではないからでもありません。それとはまったく別の仕組みが、あなたの心の奥で動いています。
「愛されたい」の奥にある、もうひとつの声
都合よく扱われながらも離れられないとき、心の奥でこんな声がしていませんか。
「私が十分に愛せば、きっとわかってくれる」
「もっと頑張れば、私が一番になれるかもしれない」
この感覚は、「愛されたい」という気持ちよりも、「自分の価値を証明したい」という衝動に近いことがあります。
彼に一番として選ばれることが、「私には価値がある」という証明になる。そう感じているとしたら、やめられないのは当然です。「証明の機会」を手放すことは、自分の価値そのものを手放すように感じるから。
でも、一度だけ問いかけてみてください。
あなたの価値は、彼に証明してもらわなければ、存在しないものでしょうか。
「意味があるはず」と思いたい心理
長い時間をこの関係に費やしてきたとき、人は無意識に「この恋には意味があるはずだ」と思い込もうとします。
これを「認知的不協和」と言います。こんなに傷ついているのに報われない、という矛盾が苦しいとき、脳はその矛盾を解消しようとする。やめてしまえば「無駄だった」ことになる。だから、続けることで「意味がある」と思い込もうとするのです。
やめられないのは、弱さではなく、今まで費やしてきたものを「無にしたくない」という自然な心理です。
ひとつだけ、知っておいてほしいことがあります。
「やめること」は、これまでの時間を無駄にするのではありません。その時間を、ここで終わりにして、自分の軌道を取り戻す選択をすること。それは損失ではなく、回収です。
チサが神社で見つけた、一冊の書物
すべてを投げ出して逃げ込んだ故郷の神社で、チサは祖父が遺した古い書物を見つけました。
星詠みの書物でした。
そこには、星の運行が細かく記されていました。どの星も、自分の「軌道」を持っている。他の星の引力に引きずられることなく、それぞれが自分の道を誇り高く走り続けている。
その一節を読んだとき、胸の奥で何かがほどけました。
「私は、彼の軌道を歪めるために生まれてきたんじゃない。自分の軌道を輝かせるために生まれてきたんだ」
それまでずっと、彼に選ばれることで自分の価値を証明しようとしていた。でも、星はそんなことをしない。ただ、自分の軌道を静かに、誇り高く、走り続けているだけ。
その気づきが、執着という呪縛を少しずつ解いていきました。
「やめられない」を、責めなくていい
都合のいい女をやめたいと思いながらやめられないのは、あなたが弱いからではありません。
それだけ深く、この関係の中に自分の何かを込めてきたから。それだけ真剣に、この人を愛してきたから。
やめられないことを責める必要はありません。
ただ、ひとつだけ問いかけてみてください。
「私は今、自分の軌道を走っているだろうか。それとも、誰かの軌道を追いかけているだろうか。」
答えが出なくてもいい。問いを持ち続けることが、自分の軌道を思い出す最初の一歩になります。
この夜が、少しだけ軽くなりますように
「やめたいのにやめられない」という矛盾を、ひとりで抱えてきたあなたへ。
その痛みを、チサは知っています。
この記事が「わかってもらえた」と感じていただけたなら、幸いです。
これからも、複雑な恋の日々に寄り添う言葉を届けていきます。
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