川で溺れる子猫を助けたら、ウンコを漏らした話
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川で溺れる子猫を助けたら、ウンコを漏らした話
ある日の午後、近所を歩いていると「ミャアアア!」という必死な鳴き声が聞こえた。音の方向を探ると、小さな子猫が川の流れに巻き込まれてバタバタしているのが見えた。
「ヤバい!!」
咄嗟に川へ飛び込んだ。水は思ったより冷たく、流れも速い。必死に手を伸ばし、子猫をつかもうとするが、なかなかうまくいかない。何度かもがいた末、ようやく片手で子猫の体をつかんだ。
その瞬間、異変が起きた。
お腹がグルグルと鳴り、強烈な腹痛が襲ってきたのだ。
「えっ、マジで!? こんな時に!?」
パニックになりながらも、子猫を抱えて岸に向かう。しかし、体に力を入れようとすると、下腹部に圧力がかかる。なんとか耐えようとしたが……
「ブリュッ……」
完全に終わった。
もうどうしようもない。パンツの中で確実に何かが生まれてしまったことを感じつつ、子猫を岸に上げるのが最優先。自分の尊厳よりも命が大事だ。
なんとか岸に這い上がり、子猫をタオルで包んだ。ブルブル震えていたが、どうやら無事だった。ホッとしたのも束の間、自分の状態を思い出してしまう。
「……あの、どうしよう。」
ズボンの中は完全に地獄絵図。とりあえず周囲を見回し、人がいないことを確認。そーっと川に戻り、半泣きで自分の後始末をした。
結果として、子猫は助かった。そして、俺は人としての何かを失った。
でも、後悔はしていない。
(追記:子猫はその後、知り合いが引き取ってくれて、元気に育っています。)