繊細で、様々なことが気になるあなたへ

記事
コラム
世の中は、鈍感すぎる。
そう思いませんか。
それとも自分が敏感すぎるのか。気にしすぎるのか。
「気にするなよ」「気にしすぎ」と言われ続ければ、自分がおかしいのかもしれない、と思ってしまうかもしれません。
でも、優しく繊細で、「気にする」のではなく「気がつく」あなたが心地よく生きるには、この世の中は人も環境もシステムも鈍感すぎる。私はそう思います。
人に無関心な人。簡単に「気にするなよ」と発言できる無関心な鈍感さ。
あまりに気にする事項の多い環境。めまぐるしく流行が変わる世の中も、それを助長しています。
そして、「繊細」であることや「敏感」であることをときに弱さとして認識する風潮。
でも、そこに晒され続けて際立つ、あなたの繊細さや敏感さは決して弱さではありません。
様々なことことに気がつくという強みであり、センサーの感度が良いという長所なのです。
人が気づかないところに気づき、あなただから分かってあげられる気持ちがあり、あなただから助けてあげられる人がいるということなのです。

それでも敏感で繊細な毎日は、ストレスの積み重ねでしょう。
機嫌の悪い人には「自分のせいじゃないか」と心配し、
自分の行いや言葉や仕事にミスがないか気を張り巡らせ、
周囲や世の中で起きた不条理に心を傷める。
他の人ならばザルで流せるようなことも、まっすぐなあなたはボウルだから、すべてをしっかりと受け止めているのです。

あなたのボウルは、いま、溢れていませんか。いっぱいになって、こぼれそうになっていませんか。
もしいっぱいなら、一度中を掻き出さなければいけません。
それはあなたが悪いのではなく、刺激を与え続けた、ボウルにひたすら水を注ぎ続けた環境が悪いのです。
水を、刺激を、まっすぐ受け止め、真摯に受け入れ、理解し、噛み砕き、自分の事として考えてきたあなたは、きっとほかの人より疲れる毎日を送っている。
繊細で敏感なあなたは、毎日を過ごしているだけで他の人より尊い仕事をこなしているのです。
だから、あなたの繊細さや敏感さに自信を持ち、ボウルが溢れそうなら休息をとって中身を掻き出してください。
そうすれば、良いことも人一倍幸せに感じられるあなたですから、繊細さや敏感さがいい方向に作用していくでしょう。

あなたしかできない生き方で、あなたはいま生きている。
あなたしか気づかないことに気づきながら、あなたは生きている。
どうかそのことに自信ををもち、ご自愛ください。
今日もこのブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す