英検は単語集、TOEICは公式問題集
英検、TOEIC、結果を出すには語彙力は必須です。
しかし、単語学習へのアプローチは英検とTOEICとでは異なります。(と私は思います)
単語学習の優先順位は、
英検
①単語集→②過去問集
TOEIC
①公式問題集→②単語集
英検は語彙力がスコアに直結します。
例えば英検2級、リーディングパートの問題数は31問、内17問は単語・熟語の問題です。実に半分以上が単語・熟語の問題であり、ここで正答率を落としてしまうと、合格が難しくなります。
従って英検の場合は、とにかく単語を覚えることが重要です。
私は、英検を学習している生徒さんには単語学習により多くの時間を割くようにアドバイスをしています。
一方、TOEICはリーディングパート100問中、純粋に語彙の意味を問う問題は5~6問ほどです。わずかこれだけの語彙問題のために単語集を学習するのは非効率です。
もちろん単語を知らなければ文の意味が理解できません。
しかし、TOEICに頻繁に登場する語彙やフレーズは問題を読むことで身につけることができます。繰り返し問題文を読んでいれば自ずと語彙力が付き、TOEICの文章は理解できるようになります。
特に、TOEICは文脈の中で英語を理解することが求められます。であれば、単語学習ではなく文章を読んで覚えていくのが効率的です。
私は、TOEICを学習している生徒さんには単語集ではなく、公式問題集を使い文章を読むことで語彙力をつける方法をおススメしています。
私自身、英検学習では旺文社の「出る順パス単」の暗記に最も時間を費やしましたが、TOEIC学習では単語集を使用したことは一度もありません。TOEIC頻出の語彙や表現は、公式問題集を中心に問題文を読むことで覚えていきました。
金のフレーズ
生徒さんにどのような教材を使って学習をしているか質問をすると「金のフレーズ」を使用されている方が圧倒的に多いです。
私は使ったことがありませんでしが、あまりに多くの生徒さんが使用しているので購入してみました。TOEIC頻出のフレーズがまとめられていて素晴らしい本だと思います。
しかし、私は上記のような理由から、学習者の皆様には、「金フレ」を学習する前に「公式問題集」を3冊ほど繰り返し解いて読み込んでいただくことをオススメしています。
そのうえで「金フレ」を使って足りない語彙の知識を補う、またバラバラになっていた知識を体系的にまとめるのが効率的な学習だと思います。
公式TOEIC L&R 英単語
TOEICを運営するIIBCがいわゆる公式の単語集をリリースしました
単語・意味・例文が掲載された丁寧な作りの単語集です。
今後、TOEIC定番の単語集として定着することでしょう。
もしお使いになられる場合は、こちらも「金フレ」同様、公式問題集に取り組んだ後で、語彙力を補完する程度の使い方がよろしいかと思います。
次回は英検のオススメ単語集を級別でご案内したいと思います。