べらぼう第43回は「裏切りの恋歌」。タイトル通り恋愛ドラマをみているようでした。歌麿は不毛な恋に見切りをつけるべく、蔦重に別れを告げます。
失意の蔦重にさらなる不幸が襲い掛かります。二人の赤ちゃんがダメになってしまうのです。まさか、おていさんも?とハラハラしましたが次回の予告を見る限り一命は取り留めた様子。ホッとしました。
歌麿に告白されても気が付かない蔦重
歌麿が西村屋と組むと聞いた蔦重は慌てて歌麿のもとへ向かいました。そんな蔦重に歌麿が女絵を渡します。
「これは‥何を描いたんだ?」と問われ「恋心だよ」「俺が恋をしていたからさ・・」と歌麿は遠い目をして答えます。
こうやって歌麿から渾身の告白をされたのに、なんと!蔦重は全く気が付きません。弟分から告白されるとは思いもよらなかったのでしょうが・・
歌麿は意を決して「蔦重とはもう組まない」と別れ話を切り出します。びっくりした蔦重は「何でもするからそれだけは」と頼みます。
「じゃあ、あの店俺にくれよ」と言うもそれを断られた歌麿は「蔦重は俺のためと言いながらいつも本当に欲しいものはくれないんだ」とつぶやきます。
歌麿が本当に欲しいのは「蔦重の心」。生まれ変わって女になって蔦重の伴侶になりたかった。けど、そうは言えないから「店をくれ」などと・・
歌麿が男色というのはドラマ上の脚色ですが、女性並みの繊細な心を持っているからこそ、あのような絵を描けるのだと思わせるシーンでした。
何はともあれ、歌麿に別れを告げられた蔦重もまるで失恋したかのような面持ちで帰路につくのでした。
「ささ、下城されよ」・・はめられた松平定信
一方、幕府の財政立て直しやオロシャの江戸来航阻止など奮闘していた定信は、大老になりたいと考えるようになりました。そのためには、今の役職(老中)を解いてもらわないといけません。
将軍家斉の信頼を得ていると思っていた定信は「下城」を願い出ます。本当に下城するつもりはなく「そなたは優秀なので老中より大老になってほしい」と言われるのを見込んで申し出たのです。
しかし家斉から「下城したいのだな」「これからは一切政をやめ休むがよい」と言われてしまいます。
家斉の父、一橋治済も追い打ちをかけるように「ささ、下城されよ。心置きなく願いを叶えよ」と言葉を放ちます。
家斉も一橋治済も部下たちも定信が嫌いで、失脚させるつもりだったのです。
失意の定信が向かった先は・・またまた布団部屋。つらい思いを吐き出すのは、いつだって布団部屋・・・そう春町が自害したときに「ファンだった春町先生を自分が死に追いやった」と後悔して泣いていた布団部屋でした。
松平定信は、国民だけに倹約を強いたのではなく自身も倹約していました。思いが熱すぎて独りよがりになってしまったのは残念でしたが。
定信を演じているのは井上祐貴さん。だからなのか、眉間にしわを寄せ怒るシーンでも、そこはかとなく可愛さが感じられてしまい憎めなかったです。
それに比べて一橋治済は・・・・・・・(笑い)
定信は来週も登場するようですが、どんな展開になるのでしょうか・・