食後高血糖(1時間値)が高いと糖尿病になりやすい

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糖尿病の診断には血液検査が使われます。
①早朝空腹時血糖が126mg/㎗以上
②75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が200mg/㎗以上
③随時血糖値が200mg/㎗以上
④HbA1c 6.5%以上

上記のうち①②③のいずれかと④があれば糖尿病と診断されます。

血糖値(①②③)だけが高い場合でも、口渇、多飲、多尿、体重減少など典型的な糖尿病の症状や糖尿病網膜症が見られた場合には、糖尿病と診断されます。※参考)糖尿病標準診療マニュアル2025

食後血糖値が高い人は将来の糖尿病リスクが高い

しかし「私は上記のどこにも当てはまらなかったから糖尿病の心配はない!」と思ったら、大間違いなんです。

日本では、空腹時血糖や食後2時間血糖が正常だったとしても、75gのブドウ糖摂取後1時間の血糖値が180mg/㎗以上だった場合は、将来糖尿病になる確率が高いため注意が必要としているそうです。

国際糖尿病連合(IDF)は更に厳しめ。「1時間値はもっと重視されるべき」と言っていて、1時間値155mg/㎗未満は正常、155~208mg/㎗は中間高血糖、209mg/㎗以上は糖尿病と判定(!)するよう推奨しているそうです。

実際、食後1時間値155mg/㎗を境に将来糖尿病になる人の割合が多くなっていることから、食後1時間値の結果は重要視するべきかもしれませんね。

ご飯(米)は血糖値を上げやすい

では、食後1時間値が高い人は、どうすればいいのでしょうか。

これについては、いろいろな持論を展開する医師がいて、迷うところです。

糖質制限を推奨する医師もいれば、ご飯は悪くない!しっかり食べよう!と勧める医師や管理栄養士もいます。私は厳しい糖質制限も、ごはんをしっかり食べるやり方も両方やってきました。いまのところ糖尿病ではありません。

でも、血糖値を測定するとやっぱり「ご飯」は血糖値が確実に上がるのです。江部先生が「日本人はデンプンで血糖値が上がりやすい」と言っていましたが、本当にその通りです。(ちなみに10割蕎麦でも玄米でも上がります)

もちろん、お砂糖よりは炭水化物の方が血糖値の上昇は若干控えめではありますが・・いずれにしても

「ご飯は悪くない!ちゃんと食べて!」と言っている人達は血糖値の悩みがない人だよね?(あるいはマメに測定してない人)と思ってしまいます。

糖尿病にならないためにはどうすればいいの?

糖尿病にならないための策はただ一つ、「血糖値の上昇を抑えること」です。血糖値の上昇を抑えると、インスリンを分泌する膵臓の負担が減るうえに血管を守ることになり自律神経のバランスも整うのでいいことづくめです。

糖質の少ないおかずから食べ始め、最後にご飯を少しいただく。これだけで血糖値の上昇はかなり抑えられます。

糖質はご飯じゃなくてもよく、カボチャなどの糖質の多い野菜でも代用できます。野菜の糖質の方が同じ糖質量でも血糖値の上昇は緩やかになります。

食後は軽く歩くこと。きつい運動をするとアドレナリンが出るので血糖値が上昇する場合があります。サウナや熱いお風呂でも血糖値が上がります。

ストレスを和らげ休養を十分に取ります。コルチゾールというストレスホルモンが多く分泌されると血糖値が上がってしまうからです。

また、メタボの人や肥満がある人は、内臓脂肪を減らし痩せるだけで将来の糖尿病を防ぐことができます。
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