そもそも、仏教と私たちの生活上の悩みにどんな関係があるのか?第一仏教とはなんぞや、と感じておられる方は多いのではないでしょうか。
先ずこの辺りのことをご紹介できればと思います。
ご参考になれば幸いです。
第一回目は「仏教とは何か」です。
結論から申しますと、仏教とは私たちが「本当のしあわせになる教え」という事です。
ー仏教ー とは、今から約2600年前、現在のネパールとインドの国境付近に生まれられた、お釈迦様(釈迦牟尼仏、ブッダ、ゴータマ・シッダールタ)によって説かれた教えの事を言います。
お釈迦様とは、最高無上の仏覚という悟りをひらかれた、仏様のことですから、その仏様の教えが「仏教」です。
お釈迦様の教え、と言っても、決してお釈迦様のつくられた教えではありません。それは、お釈迦様が仏のさとりをひらかれて、”発見”せられた真実の事を申します。
例えば、アメリカ大陸は元々そこにあったものが、”発見”されたのであって、誰かがつくったものではありません。
太陽も初めからそこにあったもので、後に星の名前をつけたものです。
上記は、あくまで譬えでありますが、そのようにお釈迦様は真実の教えを”発見”されたお方であります。
またその真実とは、実際的には「私たちの絶対に崩れない幸せ」の真実を発見されたということです。
私たちの一般的に思っているような幸せは、実に不安定で崩れやすいものです。また、死に際しては必ず崩れるものです。
健康、家族、恋人、結婚、仕事・・・その他色々の幸せがあり、これらも勿論幸せなことです。
しかし、これらのすべては、本当には人生の明かりになってくれないものなのです。
私たちには、どんなことがあっても、また、死んでも崩れない幸せを得る道があります。
それを教えられたのが、仏教です。