繊細さん(HSPさん)、考えすぎて動けないあなたへ。物事をちょっとづつ進める小さなコツ

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「やらなきゃ」とは思っているのに、頭の中でグルグル考えすぎてしまって、気づけば何も手がつかないまま時間だけが過ぎていく…。

しかもそのうち、「なんで動けないんだろう」「自分はダメなんじゃないか」なんて、自分を責める方向にまで気持ちが行ってしまう。

…うん、わかります。私もそういうタイプです。

繊細さん(HSPさん)は、いろんなことを感じとる力が強いから、行動する前に頭の中でシミュレーションをたくさんしてしまいます。

「失敗したらどうしよう」「あの人が嫌な気持ちにならないかな」「完璧にやらなきゃ」――そんな風に、まだ起きていない未来のことまで先回りして不安になってしまうんですよね。

でも、大丈夫です。そんなあなただからこそ、ちゃんと物事を進めていける優しい方法があります。

① 「小さく、いま」できることを探してみる

大きな目標やタスクを見ると、「全部やらなきゃ」と思ってしまって、逆に動けなくなることってありませんか?

そんなときは「いま、ここで、1分以内にできることってなんだろう?」と、自分に問いかけてみてください。

たとえば、書類を出すというタスクがあるなら、まずは「引き出しを開けて封筒を出す」だけ。

それでOKなんです。
「それだけ?」と思うかもしれないけど、不思議なことに、最初の一歩を踏み出すと、そのまま次の行動も自然と動き出すことが多いんです。

“動けない”って、実は“始められない”だけだったりするんですよ。

② 「頭の中の声」を紙に書き出してみる

考えすぎてしまう時って、頭の中がざわざわと忙しくなっていませんか?

あれもこれも気になって、どれが大事なのかもよく分からなくなってくる…。
そんなときは、思考の交通整理をしてあげましょう。

ノートでも、スマホのメモでも大丈夫。

「不安なこと」「やりたいこと」「やらなきゃいけないこと」を、思いつくまま全部書き出してみてください。

目に見える形にすることで、自分の中でモヤモヤしていたものが、少しずつ静かになっていきます。

書いた後は、「これは今すぐやらなくていい」「これは後で考えよう」と仕分けしていくと、だいぶ心が軽くなりますよ。

③「優しい言葉」で自分に話しかける

私たちは、つい自分には厳しくしてしまいがち。

「またできなかった」「こんなことも進められないなんて」って、自分にムチを打ってしまう。

でもね、それで心が元気になることって、ないんですよね。

むしろ「今日はここまでできてえらいね」「ちょっと一歩進めたよ。大丈夫、大丈夫」って、自分に話しかけてあげてください。

繊細なあなたは、きっと他人にはそんな風に声をかけられるはず。それを、まずは自分自身に向けてあげるんです。

動けない時間があったっていいんです。
人と比べなくていいし、自分のペースで進めばそれで充分。

たとえ10歩進めなくても、1歩だけ踏み出せたら、それはちゃんと前に進んでいる証拠です。

そしてその1歩は、考えすぎて動けなかったあなたにとって、とても大きくて、意味のあるものなんです。

焦らず、やさしく、自分のリズムで。
あなたの“ちょっとづつ”は、あなたにしかわからないスピードで、きっと見つかっていきますよ。


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