『自分が絶対に捨てたくない想いはなんだろう』

記事
コラム
「個性捨てたら死んでるのといっしょだよ」
山田リョウ

出典)
TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」
シーズン1エピソード4より
原作 はまじあき
製作 アニプレックス、芳文社

 少々まとまった時間があったので、完結しているアニメを見てみようと思いアマゾンプライムで探していたところ、聞いたことがあるアニメがあったので見てみました。
 冒頭のセリフは、はまじあきさんの4コマ漫画が原作のアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」からです。
 おおよそのストーリーは『コミュニケーションが苦手な主人公の後藤ひとりが、バンド活動を通して成長していく物語』です。

 そんな後藤ひとりが、ひょんなことから作詞を担当することになりました。
 色々と考えたひとりは『売れそうな歌詞』をノートに書いて、依頼者でもあるバンド仲間の山田リョウにそれを見せます。
 それを見たリョウが『売れるために必死になって、どんどん歌詞を売れ線にして、それが嫌になったから辞めたんだ』と、前に所属していたバンドを離れたわけを話し出します。
 そして、冒頭のセリフ「個性捨てたら死んでるのといっしょだよ」と共に、ノートをひとりに返します。

 この場面は、音楽について語られていますが、私達も普段の仕事や生活で、『売れそうな何か』を選んでしまうことが多いのではないか、そんなことを感じました。
 最初は「この仕事がやりたいから!」とか、「興味があることをもっと知りたい!」という純粋な思いで始めたことも、知らず知らずのうちに、「仕事だから売れなければ意味がない」とか、「勉強をするなら資格をとってスキルアップをしなければならない」となってしまっていることがあるのではないでしょうか。

 心の内から湧き出てくる想いこそが本当にやりたいことであり、それが個性なんだと思います。
 日々の仕事や生活があるので、そんな理想論だけではやっていけないのもよくわかります。
 ですが、どんなときでも『自分を自分たらしめているもの』、仮にそれを個性と呼ぶのであれば、それは捨ててはいけないのではないか。
 この場面を見ていて、そんなことを感じました。

『自分が絶対に捨てたくない想いはなんだろう』
 日々の仕事や生活に追われ、心の内からなにも湧き出てこなくて悩んでいる方。
 大切にしている想いはあるのだけれど、それをどのように叶えていけばいいのかわからなくなってしまった方。
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