子育て中に頼れる相談者の見つけ方【保育士が解説】

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 精神医学やカウンセリングにおいて、メンタルを崩しやすい、精神的負荷のかかる大きな「ライフイベント(人生の中で起きる出来事)」というものがあります。

 いくつか例を挙げると)、

 「配偶者や家族との死別」、「交通事故」、「転勤・転校(転園)」、「解雇・失業」、「勾留(逮捕)」、「人間関係のトラブル」・・・・・・などがあります。

 やはり、どれを見ても本当にメンタルにきそうなイベントばかりですよね。想像してみただけでも、なんだか気持ちが落ち込んでしまいそうです。

こうした大きな出来事に見舞われた時、頼れる存在の有無は大げさではなく、その後の人生を左右するものになります。

 でも、いざその時になって相談できそうな相手を見つけようにも、頭は混乱してこんがらがっているし、様々なやらなければならないことが山積していて自由に身動きも取れないし、
 心もくたくたでヘトヘトになっているので、相談者を探す余力などもうどこにも見当たりません。

 だからこそ、大きなライフイベントを迎える前に相談者を、その時になって慌てなくて済むように、後悔しない様に事前に見つけて信頼関係を深めておくべきなのです。
 「確かに言いたいことは分かるけど、その大きなイベント?って、そうそう起こるものでもないじゃない」なんて、考えているあなたこそ最後まで読んでみて欲しいと思います。。。

 【子育て】という大きな転換期を生きるあなたはすごい!

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 はい、みなさんこんにちは!男性保育士で、ココナラでは【子育てと保育の相談者】をしているRyU先生といいます。

 今日は、「子育て」を当たり前の行為の様に考えがちだけれども、実はとても凄いことなんだという事実をお伝えしつつ、
 何においても、相談者は困ってから見つけるのではなく、事前に作っておいた方が安心できるよ!
 こんな人を相談者にするとこんなメリットやデメリットが考えられるよ!

 ということを簡潔にお伝えできればと思っています。

 では、さっそく本題いってみましょう!

 タイトルにも書いていますが、実は「子育て」も人生における【大きなライフイベント】の一つと考えることができます。

 冒頭で挙げた例は、あえて「悲しい出来事」や「辛い出来事」を抜き出して紹介しましたが、実は人間は「嬉しい出来事」でも大きなストレスを感じる生き物なのです。

 例えば「結婚」や「妊娠・出産」、「昇進」や「子どもが巣立つ」、「受験合格・進学」などは、一般的には「嬉しい出来事」と考えられていますが、大きなストレスがかかることが知られています。

 マタニティブルーや育児ノイローゼ、燃え尽き症候群など、一度は耳にしたことがあるこれらは、おおよそ「嬉しい出来事」を迎えた時に起こるものです。

 「とあるストレスとライフイベントに関する研究」の中では、正確には「妊娠」や「新しい家族構成員の増加」という項目が当てはまるのですが、

【子育て】を始めるということは、「結婚」や「妊娠・出産」など大きな出来事を経て、その上で「仕事の再調整」や「習慣の変化」など、多くのライフイベントが含まれている重要な転換期であるということができます。

 「子育てをする」ということは、動物としては自然な行為かもしれませんが、決して”簡単なものでもなければ、当たり前にできることでもない”ということを、当事者のみなさんにも、そうでない方にも知っておいて欲しいなと思います。

 なので、子育ての中でストレスがかかるのは当たり前ですし、時には精神を病んでしまう人が居ても決して恥ずかしいことでも、おかしなことでもない。ということになりますよね。

 そう考えると、ちょびっと肩の力が抜けませんか?

 お子さんの居るみなさんは、そんな凄いライフイベントの中を生きているんですよ。すごくないですか?胸を張って良いことです。少なくとも僕は、本心から凄いと思っています。

 みなさんはもう、よく頑張られていますよ。

意外と見つからない「子育ての相談相手」

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 「子育て」が簡単な物でも、上手に出来て当たり前なことでもないんだよ。と再確認をしたところで、

 じゃあそんな大変なライフイベントの一つである【子育て】の相談は誰にしたら良いのか?について、一緒に考えていきましょう。

 結論からすると、「ある程度の知識や経験があって、あなたが安心して話せる人」であれば、誰でもOKです。

 個人的には、子育てにおける疑問や不安、不満についての多くの相談に関しては、

 お金を払ってまで、【保育・子育ての相談相手】だとか、「育児カウンセラー」、「育児セラピスト」みたいな人や、わざわざ医師や心理士などの「専門家」を選んで相談する必然性は無いと考えています。

 勿論、ご自身の「メンタルケア」や「治療」であったり、お子さんが病気をしていて「治療」について相談する場合や、障がいを持って生まれたことで「療育」について相談をする時には専門家の意見を仰ぐ必要があります。


 では、実際の所ある程度の知識や経験があって、あなたが安心して話せる人が周りに居そうかどうかを考えてみましょう。

 他にも該当する人が居ると思いますが、一般的に考えられるのは、

 身近な人で言うと「自分(相手方)の両親」や「ママ友」、「パパ友」、「兄弟姉妹」、または「親友(友だち)」などは、相談者として当てはまる人も多いでしょう。

 身近にいる専門家で言うと、地域にある「子育てセンターの職員」や、通っている「保育施設や教育機関の先生」、お子さんの「かかりつけ医」なども、頼れる相談者として当てはまる人がいるかもしれません。

 最近では、ココナラなどの「相談員」だったり、各種SNSを通じて情報を発信している方に相談することも出来るようになってきているのかなと思います。
 さて、どうでしょう?あなたが相談できそうな人は見つかりましたか?

 見つからなかった人も少なくないんじゃないでしょうかね。でも、一緒に考える中で「相談者に該当しそうな人」は見えてきましたよね。

 それでもまだ、どの相談者にも何となく決めきれないのは、漠然とした不安があるからではないでしょうか?

 その漠然とした不安を取り除くには、しっかりと各相談者の「メリット」と「デメリット」を確認する必要があります。

 それでは、次は各相談者のメリットとデメリットを見ていきましょう。

〇身近な人は「報告相手」としては最適!でも・・・・・・

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 親族だったり、友だちといった身近な人物は、お子さんの成長の報告だったり、育児の中での愚痴を聞いてもらうには最適だと思います。

 そもそもの関係性として、ある程度「あなたそのものを受け入れている」状態の人達なので、愚痴を吐けば頷いて聞いてくれるし慰めの言葉ももらいやすいでしょう。

 また、子どもの成長なども折に付けて報告する機会があるので、成長を一緒に喜んでくれる人もいるでしょうし、時にはお子さんを預かってもらったりと頼る機会があるかもしれません。

 ですが、込み入った話になればなるほど、「自分が築いてきた関係性」を壊したくないからこそ話せない内容もあるものです。仲が良いからこそ、信頼しているからこそ言えないというのは、特別なこではありません。

 また、大きなメリットでもありデメリットにもなるのが「相談にお金が発生しない」ということです。

 気軽にいつでも相談できるというメリットがある反面で、相手も無理のない範囲でしか相談に乗りません。つまり、相手としても対応が可能な時に、可能な範囲でしか相談に乗れないというデメリットがあります。

専門家は疑問の「回答者」として最適!でも・・・・・・

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 次に身近にいる専門家について考えてみましょう。

 子育てセンターの職員や、保育施設や幼稚園、教室の先生、それからかかりつけ医は確かな「知識」と、たくさんの「経験」を持っているので、子育てに関する悩みや疑問について「良い回答」を出してくれます。

実際にお子さんの様子や、お子さんんといる時のママパパの様子などを見ることが出来るのも、身近な専門家だけがもつ利点になります。

 「ただ様子を見る」のと、「専門的な視点から様子を観察する」ことは似ている様で、全く異なるアプローチです。問題点に対する疑問や確認の為に意識して観察をすることでしか見えてこない物が多くあります。

 やはり、何か具体的な悩みがある時などは、身近な専門家を頼ることが出来ればこれ以上に頼りになる存在は居ないと思います。

 では、一見してメリットしかなさそうな「身近な専門家」ですが、もちろんデメリットが存在します。

 それは「時間的制約」と「一般論重視」という2点になります。

 時間的な制約は、例えば保育園に通われている方は分かるかと思いますが、先生はお子さんを含めた沢山の子ども達を見ているので、相談しようにも時間が作りにくくなっています。

 それを見て知っているので、「こんな悩みや、話を聞いてもらうために時間を取ってもらって良いのかな・・・・・・?」と、遠慮してしまうことも少なくないと思います。

 面談などの時間を設けても、普段の様子を聞いて、少し話をしたらもう時間になってしまった。という経験のある方もいるでしょう。
 現場に居た時の面談もとにかく時間に追われていて、事前の準備は入念にして臨むのですが、来てくれた保護者の方の疑問ははれたかな?聞きたかったことを十分に聞いてあげられたかな?と感じたりもしました。

 他の施設も、利用者が極端に少ない日などイレギュラーな場合を除いては、やはり時間的な制約が大きいと思います。

 取れても5~20分ほどくらいが対応可能な時間では無いでしょうか。かかりつけ医も、多くの子どもを診察するので時間が限られていますよね。

 「時間の制約」は意外と大きな障害だったりするものです。

 次に、「一般論重視」な回答になりがちという点ですが、時間的制約による副作用のようなものと考えてください。

限られた機会の、限られた時間の中で、新しく出てきた疑問や悩み、不安を解消する為のアドバイスをすることはとても難しいです。

 そんな時でも専門家は、ある程度の答えを導き出さなければなりません。そういった時は、まず「一般的に効果が表れる」であろうと考えられているアドバイスを出すことになります。

 それで効果があれば良いのですが、成長や発達は専門家からしても複雑で、個人個人によって同じ悩みも、違うアプローチが必要なことが沢山あります。

 もちろん継続的に様子を見ることが出来る場合などは、これまでの様子なども考慮できるのですが、それでもやはり個人個人に合わせた解決策を提示するのは難しいものです。これに関しては、専門家の力量によって大きく差がついてしまうものかもしれません。

 金銭の発生についてのメリットとデメリットは、身近な人の項目と一緒になります。

その他の相談員は「制約が少ない」!でも・・・・・・

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 最後に、僕も含まれますが「その他の相談員」についてもメリットとデメリットをしっかりと考えていきましょう。

 その他の相談員は、専門家(であることが多い)で、かつ他の相談者に比べて「制約が少ない」ということが大きなメリットになります。

 制約が少ないということがどういうことかと言うと主に以下のようなことです。

・時間を依頼人がある程度指定できる(時間的な制約)
・相談から愚痴まで何でも話せる  (話題の制約)
・話題を提示できる        (主導権の制約)
・合わなければ変えられる     (適正を選ぶ権利)

  自分の好きなタイミングで、自分が時間を決めて、話の主導権を持って悩みを相談したり、愚痴をこぼすことができます。

 更に、深い関係性もなければ、「先生と患者」、「先生と保護者」のような暗に主導権を片方が持っている関係性でもないので、自由に話すことが出来るのが、他の相談者では得られない大きなメリットです。

 更に、一度話をしてみて合わなければ、違う人にする。ということが可能なので、お試しが出来るのもメリットかもしれませんね。

 デメリットは「専門性の保障がない」、「相談員の技量の差が大きい」ということに集約されるかと思います。

 専門性の保障の問題としては、まずは「肩書」はほとんど意味がないということは頭に入れておいてください。特に「カウンセラー」、「セラピスト」、「相談員」などは、自由に使える肩書で必要な資格などもありません。

 全くの素人が、専門知識もなく、経験もなくても名乗ることはできてしまう、とても不安定な肩書です。

 僕の場合は肩書は「子育て・保育の相談相手」としていますが、専門性の保障として保有資格に「保育士資格」を記載しつつ、記事では「男性保育士」を名乗っています。
「保育士」は保育士資格の保有者のみが名乗ることが出来るものなので専門性を担保することができると考えているからです。

 相談する相手があなたの求めている知識を持っているのか?経験をしているのか?トラブルに巻き込まれない為にも、まだ出来たばかりのサービスなだけに事前にしっかりと確認をするようにしましょう。

 次に、「相談員の技量の差が大きい」ということですが、簡潔に言えば「当たり外れがある」ということです。合う合わないということも勿論ですが、単純に相談するに値するしないという意味での「差が大きい」可能性があるということは最大のデメリットでしょう。

 ただ話をするだけでも、「傾聴」の心得があるかないかで満足度が違います。喋るトーンや早さを合わせるというのも、よく知られた技術ですが知っているのと、効果的に使えるかというのはまた別の話です。

 サイト元では、そうした保証まではできませんし、してくれませんから、依頼をする側が自身で判断をする必要があります。

それぞれのメリットとデメリットを加味して選ぼう!

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 子育てという継続する【ライフイベント】の中で、ストレスを感じてしまったり、不安になることは当然のことです。それだけ、大変なことをみなさんは日々しているので、時には自分も褒めてあげてくださいね。

 けれど、頑張り過ぎて身体を壊したり、不満やモヤモヤを抱えてストレスをため込んでしまっては元も子もありません。そうなる前に、誰かに相談をして心の負担を軽くしましょう。
 相談相手は、あなたが信頼して話が出来る人、安心できる人、頼りになる人を選びましょう。

 もし、この人だ!という人がなかなか思い浮かばない時には、今回紹介した「身近な人」や「身近な専門家」、「その他の相談員」のメリットやデメリットをもう一度読み返しながら、誰に相談するか考えてみてください。

 もしかしたら「何でも話せる相談相手」が見つかるかもしれませんし、「この話題はこの人、この疑問はあの人」と相談の内容や時間、適性などで頼りにする人を使い分けても良いと思います。

 勿論、僕を頼っていただけるのであれば真摯に相談を受けさせてもらいますので、良かったら連絡してきてください。一緒に話したり、悩みを解決できるように悩みましょう!

 では、またねー!

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