ドイツ語翻訳裏話①~ドイツ語翻訳は曲者ぞろい~

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前回、私がドイツ語翻訳の依頼を受けて、はしゃいでいたわけですが、私と翻訳は結構お付き合いが長いです。
実績はそうでもない。

副業・内職程度に、翻訳会社に登録していたというくらいのレベルです。
そもそもで、ドイツ語翻訳の需要というのは、結構狭いです。
さらにどの語学でも同じですが・・・専門分野の知識が必要。

文芸→別格。
実力(ドイツ文学や哲学の教授の肩書とか、その推薦、翻訳コンテストなどで優勝するなど)、コネ(出版社に知り合いがいるとか、ドイツ作家と特別な縁があるとか?ドイツ大使館とご縁があるとか?)。謎の世界でよくわかんないです。

特許→専門知識と経験が必要。ちょっとでも間違えると相当額がからむ訴訟に発展する可能性が・・・。

車関係→かなりな機械系、部品、メカ、エンジンなどの専門知識が必要

医学薬学など学術書→当然、医学部や薬学部など相当の専門知識が必要

音楽→ドイツに音楽留学の経験のある人たちがやっているのではないでしょうか・・・。

映像→映像翻訳の間口も割と狭いそうです

私のように、実績もなければ、経歴もなく、特別な専門知識もなく、コネがあるわけでもないフツーの人が、翻訳会社のトライアルを受け、採用・登録されても、仕事が回ってくるとは限らない。
まず、信頼されるには、実績で示さなければならないが、翻訳の仕事が来なければ実績なども得られず、信頼されなければ仕事も回ってこない。
負のループがあるわけです。

下っ端の内職翻訳で回ってくるのは、他のちゃんとした翻訳する人に回すには中途半端なものが多いですね。

今まで受けた仕事の変わり種として、いくつか挙げるとしたら・・・

・車ファン雑誌の記事の翻訳、ポルシェのエンジン音の聞き比べ結果についてのマニアックな記事。
高音か低音かなんて、誰も気にしちゃいねーだろと思っていたら、車好きな人はそういう細かいところにも気が付くんですね。謎な世界でした。

・水素スタンド使用説明書。水素で動く車用のスタンドの設置に関するものでした。

・診断書。ドイツ人の人が多分日本に派遣されることになり、持病についての説明を主治医に書いてもらったのを日本語に翻訳する必要があったらしい。

・某大学院の哲学科の入試問題。なぜこんなものを?と仕事依頼した人に聞きたかった(笑)

この中で下調べに一番厄介だったのが、水素スタンドでしたね。
というのも、正式名称を探すのに手間がかかったのです。
いまだに、謎なんですけど、ガソリンを給油する時に使う、あの給油する部分、正式名称なんていうんですかね?
給油ノズル・・・分かるような分かんないような訳をしてしまったんですけど・・・ドイツ語であの部分のことを「ピストル」って言うんです。
形状がピストルに似てるからって理由みたいですけど、そんな・・・まさか日本語訳で「ピストル」なんて書けないじゃないですかー。

意味は分かっているのに、正式名称が分からないために、必死で調べたのですけどね。近くのガソスタに行き「すみませーん、この部分、なんていうんですか?」って気軽に聞きに行ければよかったのですが、いかんせんコミュ障なので。。。苦笑

というわけで、中途半端な人間には中途半端な仕事しか回ってこないのです。
だけど、そういうものでも面白いですね。
決して普段では目にしない文書ですし、自分の好みでは絶対に手を出さないタイプの文ですから、勉強になるんですよね。
新しい知識が手に入るという意味でも、非常に興味深い経験でした。

私が翻訳会社に登録していたのは10年くらいですけど、仕事も不定期だし、単価はどんどん下がる、納期はきつくなるし・・・
ちょうど、病気が発覚して、手術するの入院するのという話があった時だったので「どうなるか分からないので、もうお仕事受けません」と連絡して以来、登録再開の連絡はしてないので、そのままです(→結局手術はしなかった)

というわけで、久しぶりに頂いたお仕事でしたから、とっても張り切っていたわけですね。

ある時、ふと、スマホを見たら、メールが来ている・・・なんだろと思ってみてみたら、ココナラからの連絡で、お仕事の相談が入ってますということで、慌てて見た。返信が遅くなると、心象が悪くなると思い、とりあえず内容を確認。youtubeのリンクが貼られており、その10分ほどのドイツ語ラジオインタビュー番組のドイツ語書き起こし+日本語訳という内容でした。

最初の5分ほど聞いて確認して、聞き取れそうなうえに、英語字幕がついていたので、かなりアドバンテージが期待できる!
と、急いで、承諾のお返事をしたのです。

そして正式にお仕事を開始、とりあえずそのyoutubeビデオを通して聞いたのですが・・・

!!!!!?????

なんて言ってるか、いっちょん分からん!
なんじゃこりゃ~!!と自分の血を見てびっくりする、あの有名なシーンが頭の中に浮かびました。

長くなりそうなので続く

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