賽馬

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サイコロ繋がりで、二胡のお話をします。私、中国滞在中にちょっとだけ習ってたことあるんですよ~。

二胡奏者の間では、有名な曲があります。
その名も「賽馬」。

youtubeなどでぜひ検索してみてみてください!
この曲、めっさ色んなバージョンで色んな方が演奏をアップしていて、聞き比べるのもおもしろいですよ。

テンポの速い曲で、難しいんですよね。
私も練習してるのですが、弓の動きと指の動きが一致しなくて、そのズレっぷりに自分で弾きながら爆笑してしまうんです!!

中国の曲は本当に風景絵を思い出させるものが多いんです。
風景画というか、状況説明画というか。

この「賽馬」も、サイコロ馬、つまり、競馬のことです。
それを心得たうえで、この曲を聞くと、すごいんですよ!

まるでその場にいるかのような臨場感が味わえます。

まずは、競馬が開催されますよーみたいな雰囲気。舞台は、モンゴルの平原をイメージしてください。
そして、競走馬の面々が見えます。
ギャロップして、闘争本能ブルブルしてます!
そして、スタート!
最初は入れ替わり、立ち代わり、先頭馬が変わります。
黒毛が来たと思ったら、栗毛が来る、おぉ、白毛が回り込んできたー!!と白熱のレース。

興奮した馬のいななき、レースは大盛り上がり!

最終コースを回って、ボルテージ上がりまくり!
さぁ、栗毛か?黒毛か?はたまた白毛か?
どうだどうだぁぁぁ?
じゃじゃっん!!

という、とっても臨場感のある曲なんです。

中国のこういう音楽のセンス、ほんとすごいと思います。
状況を見事に音で表現してるんですもん。

そういう状況を説明する、タイトルと曲名で「おぉ~」と思ってしまう別の曲もあります。

「拉駱駝」らると、です。

これは、文字通り、ラクダを引っ張ってる、キャラバンの図です。
のっそりのっそり、重い荷物を載せてキャラバン隊が砂漠を渡っていく姿が見えます。
長い道のり、毎日毎日、歩き続けるのです。

曲のテンポが急に変わります。
野営を張ります。
みんな旅の疲れを忘れて、日々の辛さを一時期忘れて歌って踊ります。
飲めや歌えの宴会が始まるのです。

月の出た夜、星が輝く空、そしてキャラバン隊の野営地がぼやぁと明るい光に包まれる。

いつしか、一人減り、二人減り、宴会は終了。
そして、また曲は初めのテーマに戻ります。
朝が来て、またキャラバン隊は旅を続けるのです。
昨日と同じような砂漠の光景が続きます。のっそりのっそりとラクダの歩みが続くのです。重い荷物を背負って・・・。

場面の切り取りのような曲、どうしてこんな風に情景をそっくりそのまま曲に保存できるんだろうと、本当に感心してしまいます。

ヨーロッパのクラシック音楽もいいんですけど、やっぱり二胡は中国の曲が一番しっくりきますよねぇ。

私はまだまだ練習不足でちゃんと弾けないのですが、こういう一瞬で曲の風景の中に連れて行ってくれるような音が出せたら・・・
素敵だなぁって思うんですよ。

音楽は一瞬で頭の中のゴミを一掃してくれます。
嫌なことがあった時、暗い気持ちになってしまった時、素敵な音楽を聴いてくださいね。
演奏される方はぜひ、楽器を取り出してください。

もし、何か演奏してみたいけど、経験がないという方がいらしたら、これを機会に、何でもいいから楽器を始めてみてはどうでしょう?
お手頃な楽器も数多くありますし、今は習いに行かなくても、ちょっとyoutubeで検索するだけで、演奏の仕方を教えてくれる動画もたくさんあります。

音楽は、すこしだけ光を見せてくれるはずなんです。

暗い時じゃないと、見えない光もあるんですよ。

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