サイコロを振れ

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コラム
前回ご紹介したサイコロ遊び、Kniffelの遊び方です。
みなさんにご紹介するためにも、正当なルールを確認せねばと、ドイツのヤフーでKniffelを調べたところ・・・
私は意外な事実を知ってしまいました。

既にご存知だった方、笑ってくだされ。

このKniffel、ヤッツィーYachtzeeという遊びと同じです。
日本語のウィキペディアにも遊び方が紹介されているではないですか!
1954年に、カナダ人カップルが考案した遊びらしいです。

日本語版のウィキペディア、ヤッツィーの項目で、点数表、得点の計算方法など詳しく載っているので、興味のある方、ご覧になってみてくださいね!(→丸投げ)

いや、でも、案外知らないことが多いものですねぇ!!
ドイツで初めてクニッフェルという遊びを知って、日本ではサイコロ遊びなんて「半か長か」くらい?あとは、双六する時に使うくらいでしたもん。

サイコロといえば、アインシュタインが言ったと有名な「神はサイコロを振らない」。
神はつまらぬものですね。
サイコロを振らないなら、クニッフェルで遊べないじゃないですか!!
「半か長か」でドキドキすることもできないのですね。

神とは可哀そうな存在ではないですか。

人間だからこそ、サイコロが振れる。
だったら、人間らしくサイコロを振って楽しみましょう。

神が存在するかしないか、ということで、パスカルは、一つとっても人間らしい回答を出しています。
神がいると考えた方がよい、と。

神がいるかいないか、そんなことを証明しようとしたんじゃないんです。

神なんかいないんだと思っていた場合、万が一神がいたとしたら、彼は神に反する人となってしまう。
死んだときの扱いが悪くなってしまうではないですか。
神はいると思っていた場合、神がいたら、神を信じる善人という評価をいただくことができる。
神がいなかった場合でも、別に損することはないので、神はいると思っていた方がよい、と合理的な信仰のススメをしております。

なぜ人の不幸がなくならないのだろう、なぜ戦争や殺人事件や、悲惨なことが延々と続くのだろう・・・
この世には神も仏もいないのか・・・繊細な人は、こんな時期、とっても傷ついているかもしれません。
神様なんかいないんだ、そんな風に絶望してしまう人もいるかもしれません。

人間の世界がこんな風に色々と問題だらけなのはね。
私が思うに、神様がサイコロを振らないからじゃないかと思うんですよ。

サイコロを振らないから、神は退屈をしている。
サイコロを振れる人間にサイコロを振ってもらうしかないんです。
私たちは、神様を楽しませる役割を担っているのですよ。

だから、人間の世界は問題だらけなのです。そうじゃないと、神様が退屈して死んでしまいますから。
みんながみんな、賢くて正しかったら、この世はつまらないですからね。
人間が愚かで、問題だらけだからこそ、物語があり、神話があり、ドラマがあるのです。そしてアニメもあります。

たくさんサイコロを振りましょう。
そして、楽しい思いをたくさんして、神さまに愛されてくださいね。
自分の人生を慎重に計画する代わりに、サイコロを振って双六遊びみたいに決めたっていいじゃないですか。
どっちに転んだって、神様のいう通りって決めたっていいじゃない?
そっちの方がスリルがあって、ドキドキすること請け合い。

それこそ、サルトルの言うengagementですよ。

自分を解き放ち、思い切って飛び込んでしまったらどう?そんな感じで解釈してます。

ちなみに、日本語表記で「アンガージュマン」というと、確実に海外では発音が違うので通じないです。
フランス語の発音をしているように「アン」のところにアクセントを置き、「ジュマン」のところをフランス語っぽくゴニョゴニョっと発音すると通じやすいですよ(笑)
アン・ガジュも~んいう感じですかね・・・。

ドイツ語でもEngagementは名詞として使われます。社会参加というような意味です。
この場合の発音は、フランス語風に「アン・ガジュも~ん」です。
だが、しかし、これが動詞になりますと、engagieren、「アンガギーレン」とドイツ語風で発音されるという、ひっかけ問題的な単語なんですよ。
いや~な言葉ですよね!

神様は、数字でメッセージをくださると言いますから、サイコロを振ることで、神との対話ができるかも・・・?デスヨ。

八百長はダメにゃ!サイコロに細工するなんてもってのほか!
日本には八百万の神がおりますから、ズルすると絶対に見られています!


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