ベトナムでは、ブランドの乗っ取りが多く、より精巧なニセモノビジネスが、広範囲に行われています。

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法律・税務・士業全般
ベトナムでは、いま日本の有名な商標が、勝手に横取りされてしまっているんですよね。
インドネシアやタイでも、同様のケースが多発しています。
ベトナムで、多いのは日用品や食品なんです。

模倣品が氾濫

ベトナムでは、ハノイを中心とする北部、ホーチミンを中心とする南部を起点として、ベトナム全土にわたり、模倣品が氾濫しています。
ベトナムでは、知的財産権に関する消費者の意識の低さや、海賊版の横行等の商慣習から、知的財産権の侵害が広く容認されています。
そのような状態を放任していたために、もう一歩進んで、ベトナム現地の人たちが、勝手に、日本の有名な商標を登録してしまう自体になっています。
少し前に、中国でお米の品種の名前が、登録されたというニュースがありましたよね。

中国では、当局が、取り締まったおかげで、いまは下火になりましたが、ベトナムでは、いま、そのような被害が急増しています。
ここ5年で、ベトナムやインドネシアのマーケットが激変
でも、ベトナムもマドリッド議定書の加盟国で、日本企業も特許庁を通じて、国際登録を受けてるでしょ、と思いますよね。
日本企業は、ベトナムをそれほど重要なマーケットと、長らく認識していなかったんですよね。

ここ5年で、ベトナムやインドネシアは、注目されるマーケットになってきていますが、日本人は、東南アジアはシンガポールに知財の権利を持っていたら、それで十分と思っている期間が長かったのです。
それに加えて、日本企業は、知財のコストを、過去20年以上に亘り、減らし続けてきたので、外国での権利取得や維持に消極的です。
そんなところに、中国からベトナムへ、世界の工場のポジションが徐々に移り、国内の所得水準が上昇しています。

高島屋で買い物するベトナム人

いまや、ホーチミンやハノイに行くと、日本の高島屋があって、そこでベトナム人が、日本のブランドを好んで購入しているのです。
日本食や洋服などのファッションも、ベトナム人に人気です。
ベトナムやタイの人たちは、日本のブランドが好きなんですよね。
この点、欧米のブランド好きなフィリピンやマレーシアと異なります。
日本食だけではなくて、日本の文化やファッションも、ベトナムやタイでは、非常に人気です。

敏感な現地のブジネスと、中央集権制の日本の企業

このような現地のトレンドを、現地の人たちは、敏感に捉えられますよね、日本にいる本社の人たちに比べると。
まったく、日本ブランドと関係ない人が、冒認申請するのもありますが、もともとは、日本ブランドの現地代理店や、元従業員などの関係者が申請しているケースも多いのが特徴です。
ベトナムでは、いま日本の有名な商標が、勝手に横取りされてしまっているんですよね。

特に、元関係者などのブランドの乗っ取りも多くて、より精巧なニセモノビジネスが、広範囲に行われているのが特徴です。
もちろん、彼らは商標を基にビジネスをするので、現地の人からすると、本物かどうか、見分けがつかないんですよね。

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