夢見る頃を過ぎても

夢見る頃を過ぎても

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コラム
こんばんは、みなと です。

幸せ、そう感じた時、その日がいつだったか、 
皆さんは憶えていますか? 

家族と迎えた誕生日

努力が報われた!その時

 結婚式の朝 

我が子を胸に抱いた日 

人生には「記念日」と呼ばれる、忘れられない日が、ありますよね。 

でも、私が今でも、 人生で一番しあわせだった日、は
 なんてことのない、木曜日、でした。

 結婚して間もない(11月に結婚しましたね)、2月。
 私は買ったばかりのまだモノも少ないマンションで(25年ローンでした)
 主人の帰りを待っていました。 

古いガスストーブの燃える音と匂い

生乾きの洗濯物をその前の床に広げて
 洗濯物からのぼる湿気と香り

窓の外には雪が舞っていて 

夕飯のおでんは出来ていて 

ああ、怖いくらい幸せだ
こんなに幸せだったことを 私はきっと、生涯、忘れない 

あれから、考えればいろいろなことがありました。 

娘も生まれた
転職 、転職
お金に困ったこともあった
必死で勉強して、資格をとった達成感や
死にたいと思うくらいいじめられたこと
苦しいことが多かった

きっとひとはくるしいことをおぼえてしまうんだろう

でも 同じくらいきっと、幸せなこともあった
それは、間違いない、のです。

なのに、 

一番幸せな記憶は と思い起こすと、

あの日の 洗濯物の湿気と匂い 

窓の外に舞う雪と部屋の暖かさ

 燃えているガスストーブ

 なんとなくつけているテレビのウゴウゴルーガ

 もうじき、帰ってくる、家族 

あの日を、思い出す

あの、人生のご褒美のような、

この日のために生まれてきた、
そう思えた日のことをー


でも、 これ、普通に考えたら変です。

人生にはもっと大きな出来事があったでしょうが!

と自分を叱り飛ばしたくなります。

忘れてるんだよ!!と


 そのうえで


 30年経った今でも 

一番の幸せの記憶が あの日だってことは


 もはやホラー。



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