価値を測られる恐怖
カズヤさんが相談室のドアを開けたのは、ある秋の午後だった。
予約の時間ちょうどに到着し、きちんとした服装で現れた彼は、椅子に座るとすぐに姿勢を正した。まるで面接を受けるかのように。
ダイキ「はじめまして。今日はどんなことでお越しになったんですか?」
カズヤ「...はい。あの、自分でもよくわからないんですけど、最近...なんというか、自分に価値がないような気がして」
彼は言葉を選びながら、ゆっくりと話し始めた。
カズヤ「転職を何度かしてるんですけど、そのたびに年収が下がってて。今は320万くらいなんです。同期の人たちは600万とか、もっともらってるみたいで...」
ダイキ「年収が下がっていることが、今のあなたを苦しめているんですね」
カズヤ「はい...というか、年収そのものよりも、『自分の市場価値が低い』っていう現実に耐えられなくて」
彼の表情には、深い疲労感が浮かんでいた。
ダイキ「『市場価値が低い』という言葉、どこかで言われたんですか?」
カズヤさんは少し間を置いてから、小さく頷いた。
カズヤ「転職エージェントに...『あなたの市場価値は、正直なところ、そこまで高くないですね』って。数ヶ月前です」
その言葉を口にした瞬間、カズヤさんの目が少し潤んだ。
カズヤ「あれから、ずっと頭から離れなくて。ネットで『市場価値 上げる方法』とか検索して、資格の勉強始めたり、副業しようとしたり...でも、全然うまくいかなくて」
ダイキ「いろいろ頑張ってこられたんですね」
カズヤ「頑張ってるつもりなんですけど...結果が出ないから、やっぱり自分はダメなんだって。最近は夜も眠れないんです。朝起きても、『今日も価値のない一日が始まる』って思ってしまって」
カズヤさんは、自分の膝の上で拳を握りしめていた。
他人の物差しで測られる人生
ダイキ「カズヤさん、一つ聞いてもいいですか。『市場価値』って、誰が決めるものだと思いますか?」
カズヤ「...会社、ですよね。あと、転職市場というか...需要と供給で決まるんじゃないですか」
ダイキ「そうですね。たしかに、給料とか採用される・されないとか、そういう意味での『評価』はありますよね」
カズヤ「はい...」
ダイキ「じゃあ、もう一つ聞きますね。その『市場価値』って、カズヤさんという人間のすべてを表してると思いますか?」
カズヤさんは少し戸惑った表情を見せた。
カズヤ「...どういう、ことですか?」
ダイキ「たとえば、カズヤさんが友達を大切にしてるとか、家族を支えてるとか、困ってる人を助けたことがあるとか。そういうことは、『市場価値』に含まれてますか?」
カズヤ「...含まれて、ないですよね。仕事のスキルとか、実績とか、そういうのが評価されるわけで」
ダイキ「そうなんです。『市場価値』っていうのは、あくまで『労働市場における交換価値』でしかない。カズヤさんという人間の価値全体じゃないんです」
カズヤさんは、ダイキの言葉をじっと聞いていた。
ダイキ「でも、今のカズヤさんは、その『市場価値』という一つの物差しで、自分の全てを測ってしまっている。そんな感じがします」
カズヤ「......そうかも、しれません」
少しの沈黙があった。カズヤさんは、窓の外を見つめている。
カズヤ「でも、ダイキさん。現実問題として、年収が低いっていうのは、やっぱり...自分に能力がないってことじゃないですか」
彼の声には、諦めのような響きがあった。
比較という罠
ダイキ「能力がない、と。カズヤさんは、誰と比べてそう思ってるんですか?」
カズヤ「...同期とか、同年代の平均とか」
ダイキ「その同期の人たちは、どんな仕事をしてるんですか?」
カズヤ「大手企業の総合職とか...中には起業した人もいますし。成功してる人が多いです」
ダイキ「なるほど。じゃあ、その人たちと同じ条件で働いてますか? 同じ環境、同じチャンス、同じサポート体制で?」
カズヤ「...いや、全然違います。自分は地方の中小企業ばかりで、しかも契約社員ですし」
ダイキ「ですよね。条件が違う人と比べて、『自分は劣ってる』って判断するのは、フェアだと思いますか?」
カズヤさんは少し考え込んだ。
カズヤ「...でも、世の中ってそういうものじゃないですか。条件が違っても、結果で判断される」
ダイキ「たしかに、そういう面はあります。でも、カズヤさん、一つ質問です。カズヤさんは、その『結果』を誰のために出してるんですか?」
カズヤ「...どういうことですか?」
ダイキ「同期に勝つため? 世間に認められるため? それとも、カズヤさん自身が納得できる人生を送るため?」
カズヤさんは、答えに詰まった。しばらくの沈黙の後、彼は小さな声で言った。
カズヤ「...わからなくなってきました。最初は、ちゃんと生活できればいいって思ってたのに、いつの間にか、他人と比べることばかり考えてて」
その言葉を口にした時、カズヤさんの目に涙が浮かんだ。
カズヤ「もう...疲れました。誰かと比べて、勝った負けたって。でも、比べるのをやめたら、自分に何が残るのかも分からなくて」
ダイキは静かに頷いた。
ダイキ「その疲れた感じ、すごくよくわかります。他人との比較って、キリがないんですよね」
評価されることへの恐怖
ダイキ「カズヤさん、もう一つ聞いてもいいですか。『市場価値が低い』って言われた時、何が一番辛かったですか?」
カズヤ「......自分が、必要とされてないって感じたことです」
彼の声は震えていた。
カズヤ「転職エージェントの人に、『正直、この年齢でこのスキルだと、紹介できる案件は限られますね』って言われて...ああ、もう自分は社会から必要とされてないんだって」
ダイキ「それは、本当に辛かったですね」
カズヤ「はい...あの時から、人と会うのも怖くなって。『この人は自分のことをどう評価してるんだろう』って、ずっと考えてしまうんです」
ダイキ「評価されることが、怖くなってしまったんですね」
カズヤ「そうなんです。昔の友達からの連絡も、『今何してるの?』って聞かれるのが怖くて、返信できないんです。『契約社員で年収320万です』なんて、恥ずかしくて言えない」
カズヤさんは、顔を手で覆った。
カズヤ「情けないですよね...」
ダイキ「情けなくなんかないですよ。カズヤさんは、今まで一生懸命生きてきたんですよね」
カズヤ「...でも、結果が出てないじゃないですか」
ダイキ「結果って、何ですか? 年収が高いこと? 役職があること?」
カズヤ「...そうじゃないですか?」
ダイキ「そうかもしれません。でも、それだけが『結果』ですか? カズヤさんが今まで、仕事を通じて誰かの役に立ったこととか、感謝されたこととか、そういうのは『結果』じゃないんですか?」
カズヤさんは、少し考えるように黙った。
カズヤ「...そういえば、以前の職場で、新人の子に仕事を教えてて。その子が独り立ちした時に、『カズヤさんのおかげです』って言ってくれたことがありました」
ダイキ「それは素晴らしい結果ですね」
カズヤ「でも...そんなの、履歴書には書けないし」
ダイキ「履歴書に書けないことは、価値がないんですか?」
カズヤさんは、ハッとした表情を見せた。
自己価値と他者評価の分離
ダイキ「カズヤさん、ここまでお話を聞いていて、一つ気づいたことがあるんです」
カズヤ「...何ですか?」
ダイキ「カズヤさんは、他人からの評価を、そのまま自分の価値だと思ってしまっているんじゃないかって」
カズヤ「......」
ダイキ「『市場価値が低い』って言われた時、それは転職エージェントの人が、『今の労働市場で、あなたのスキルセットは需要が少ない』って言ってるだけなんです。でも、カズヤさんは、それを『私という人間には価値がない』って受け取ってしまった」
カズヤ「...でも、それって同じことじゃないんですか?」
ダイキ「全然違います。たとえば、りんごが果物市場で今日は安く売られてたとして、りんごそのものの価値が下がったわけじゃないですよね。需要と供給のバランスで、その日の価格が決まってるだけで」
カズヤ「...りんごの例えは、わかるような、わからないような」
ダイキ「じゃあ、もっと具体的に言いますね。カズヤさんが持ってるスキルとか経験が、今の転職市場であまり評価されてないとしても、それはカズヤさんという人間の全てを否定してるわけじゃない」
カズヤ「でも、現実として、自分を評価してくれる会社がないっていうのは...」
ダイキ「評価してくれる会社がないのと、カズヤさんに価値がないのは、別のことです。それに、会社の評価基準なんて、会社によって全然違いますよね」
カズヤさんは、少し考え込むように黙った。
ダイキ「カズヤさん、一つ質問なんですけど。カズヤさんが大切にしてることって、何ですか?」
カズヤ「大切にしてること...ですか?」
ダイキ「そうです。仕事でも、プライベートでも」
カズヤ「うーん...人に迷惑をかけないことと、あとは、誠実でいることですかね」
ダイキ「それは素晴らしい価値観ですね。で、その『人に迷惑をかけない』『誠実でいる』っていうのは、市場価値に含まれてますか?」
カズヤ「...含まれてないです。むしろ、誠実すぎると損することもあるくらいで」
ダイキ「そうなんです。つまり、カズヤさんが大切にしてる価値と、市場が評価する価値は、全く別のものなんです」
カズヤさんの表情が、少しずつ変わっていった。
過去の傷と今の恐怖
ダイキ「カズヤさん、もう少し踏み込んでいいですか。『評価される』ことへの恐怖って、転職エージェントの件だけじゃない気がするんです」
カズヤ「...どういうことですか?」
ダイキ「子どもの頃とか、学生時代とか、『評価されて辛かった』経験はありませんでしたか?」
カズヤさんは、しばらく黙った。そして、ゆっくりと口を開いた。
カズヤ「...ありました。学生時代、あまり勉強ができなくて。親によく『お前はダメだ』って言われてました」
ダイキ「それは辛かったですね」
カズヤ「はい...特に父親が厳しくて。テストの点数が悪いと、『この点数で将来どうするんだ』『お前には価値がない』って。毎回言われてました」
カズヤさんの声が、少し震えた。
カズヤ「それで、自分は頑張らないとダメなんだって。でも、頑張っても頑張っても、父親の期待には届かなくて...」
ダイキ「ずっと、『認めてもらえない』という感覚があったんですね」
カズヤ「はい。それで、社会人になってからも、『認められたい』『評価されたい』って、ずっと思ってて。でも、うまくいかなくて」
彼は、自分の手を見つめた。
カズヤ「結局、自分は父親の言う通り、価値のない人間だったんだって...最近、そう思うようになりました」
ダイキ「カズヤさん、一つ伝えたいことがあります」
カズヤ「...はい」
ダイキ「お父さんの言葉は、お父さんの価値観であって、真実じゃないんです」
カズヤ「...え?」
ダイキ「お父さんは、自分の価値観で『こうあるべき』っていう基準を持ってて、それに当てはまらないカズヤさんを『ダメだ』って言ってただけ。でも、それは客観的な事実じゃなくて、お父さんの主観的な評価なんです」
カズヤさんは、驚いたような表情を見せた。
カズヤ「でも...親の言うことって、正しいんじゃないですか?」
ダイキ「親も人間です。間違うこともあるし、自分の価値観を押し付けることもある。カズヤさんは、ずっとお父さんの価値観で自分を測ってきたけど、それはカズヤさん自身の価値観じゃないんです」
カズヤさんは、目を見開いた。そして、ゆっくりと涙がこぼれ落ちた。
カズヤ「...ずっと、父親の声が頭の中にあって。『お前はダメだ』『価値がない』って。それが、今も自分を苦しめてるのかもしれません」
ダイキ「その声に、長い間苦しめられてきたんですね」
カズヤ「はい...」
彼は、しばらく静かに泣いていた。
自分の価値観を取り戻す
少し時間が経ってから、カズヤさんは顔を上げた。
カズヤ「ダイキさん、じゃあ...どうすればいいんですか? 他人の評価に振り回されないで、自分を保つには」
ダイキ「それは、とても大事な質問ですね。いくつかの方法があります」
カズヤ「教えてください」
ダイキ「まず一つ目は、『他人の評価』と『自分の価値』を分けて考えることです」
カズヤ「分けて、考える...」
ダイキ「そうです。たとえば、転職エージェントに『市場価値が低い』って言われても、それは『今の転職市場での評価が低い』っていうだけで、『カズヤさんという人間の価値が低い』わけじゃない。この違いを、きちんと区別するんです」
カズヤ「...なるほど」
ダイキ「二つ目は、自分が大切にしてる価値観を、はっきりさせることです」
カズヤ「価値観、ですか」
ダイキ「はい。カズヤさんが『これは大事だ』って思うこと。さっき言ってた『誠実でいること』とか『人に迷惑をかけないこと』とか。そういう自分の価値観を大切にするんです」
カズヤ「でも...それって、お金にもならないし、評価されないですよね」
ダイキ「評価されなくても、カズヤさんにとって大切なことなら、それでいいんです。他人の評価基準で生きるんじゃなくて、自分の価値観で生きる」
カズヤさんは、少し考え込んだ。
カズヤ「...難しそうですね」
ダイキ「最初は難しいかもしれません。でも、少しずつ練習していくんです」
カズヤ「練習...」
ダイキ「たとえば、毎日寝る前に、『今日、自分が大切にしてる価値観で行動できたこと』を一つだけ思い出してみる。小さなことでいいんです」
カズヤ「小さなことで...」
ダイキ「『今日、後輩の相談に乗った』とか『約束を守った』とか。それが、カズヤさんの『価値ある行動』なんです。年収とか役職とか、そういうのじゃなくて」
カズヤさんは、目を閉じて考えているようだった。
カズヤ「...やってみます」
防護壁を作る
ダイキ「それから、もう一つ大事なことがあります」
カズヤ「何ですか?」
ダイキ「『自尊心の防護壁』を作ることです」
カズヤ「防護壁...ですか?」
ダイキ「そうです。他人からの評価とか批判を、全部そのまま受け止めてたら、心が壊れてしまいます。だから、適度に『跳ね返す力』を持つことが大切なんです」
カズヤ「跳ね返す力...」
ダイキ「たとえば、誰かに『あなたはダメだ』って言われた時、『この人はそう思ってるんだな』って、一歩引いて見る。『自分がダメなんだ』って、そのまま受け取らないんです」
カズヤ「...でも、それって、現実逃避じゃないですか?」
ダイキ「いいえ、違います。現実逃避は『評価そのものから目を背ける』ことですけど、防護壁は『評価を客観的に受け止めて、でも自分の価値と混同しない』ことなんです」
カズヤさんは、じっと考え込んでいた。
ダイキ「具体的には、こう考えるんです。『この評価は、この人の視点から見た、この側面についての評価だ。私という人間全体の評価じゃない』って」
カズヤ「...なるほど」
ダイキ「それに、評価する側だって完璧じゃないですよね。その人の価値観とか、その人の都合で評価してることもある」
カズヤ「確かに...転職エージェントの人も、『紹介できる案件がない』って言ってたけど、それはあの会社の案件の問題で、自分のスキル全体を否定されたわけじゃないのかも」
ダイキ「そうです、そういうことです」
カズヤさんの表情が、少しずつ柔らかくなっていった。
小さな一歩
カズヤ「ダイキさん、今日話して...少し楽になった気がします」
ダイキ「それは良かったです。何か、これから変えていきたいことはありますか?」
カズヤ「...まず、『市場価値』っていう言葉で、自分を測るのをやめたいです」
ダイキ「いいですね。どうやって?」
カズヤ「さっき教えてもらった、寝る前に『自分の価値観で行動できたこと』を思い出すっていうの、やってみます」
ダイキ「素晴らしいですね」
カズヤ「それから...もう一つ。同期と自分を比べるのも、やめたいです」
ダイキ「比べてしまう時は、どうしますか?」
カズヤ「...『この人とは条件が違う』って、思い出すようにします」
ダイキ「それもいいですね」
カズヤさんは、少し恥ずかしそうに笑った。
カズヤ「でも、正直、すぐには変わらないと思います。また『自分はダメだ』って思ってしまうかもしれない」
ダイキ「それでいいんです。すぐに変わらなくても、少しずつでいい。『あ、また比べてしまった』って気づくだけでも、大きな一歩ですから」
カズヤ「...ありがとうございます」
彼は、深く息を吐いた。
カズヤ「今日、ここに来て良かったです。『市場価値』っていう言葉に、ずっと殺されそうになってたけど...少し、抵抗する力をもらえた気がします」
ダイキ「カズヤさんは、もともとその力を持ってたんですよ。ただ、気づいてなかっただけで」
カズヤさんは、静かに頷いた。
その後
カウンセリングの後、カズヤさんは週に1回のペースで通い始めた。
最初のうちは、相変わらず「自分には価値がない」という思いが頭をよぎることが多かったという。
しかし、毎晩寝る前に「今日、自分の価値観で行動できたこと」を書き出す習慣を続けていくうちに、少しずつ変化が現れた。
「コンビニの店員さんに『ありがとう』って言えた」
「仕事でミスしたけど、ちゃんと謝って対処できた」
「疲れてたけど、母親の話を聞く時間を作った」
そうした小さな「価値ある行動」を積み重ねていくことで、カズヤさんの自己評価は、少しずつ安定していった。
数ヶ月後、彼はこう語った。
カズヤ「まだ、年収は変わってないし、契約社員のままです。でも、『自分はダメだ』って思う回数は、確実に減りました」
ダイキ「それは素晴らしいですね」
カズヤ「それに...同期と比べることも減りました。比べてしまっても、『あ、また比べてる』って気づいて、『でも、自分は自分のペースでいい』って思えるようになってきて」
ダイキ「自分のペースで、いいんですよね」
カズヤ「はい。それから、最近、副業を始めたんです」
ダイキ「そうなんですか」
カズヤ「年収を上げるためじゃなくて、自分が楽しいと思えることをやりたくて。小さな仕事ですけど、お客さんから『ありがとう』って言ってもらえた時、すごく嬉しかったんです」
カズヤさんの表情は、初めて会った時とは全く違って、穏やかで、どこか自信に満ちていた。
カズヤ「『市場価値』っていう呪いから、完全には解放されてないかもしれません。でも、それに殺されることはなくなりました」
ダイキ「それが、『自尊心の防護壁』ですね」
カズヤ「はい。ダイキさんのおかげです」
ダイキ「いえ、カズヤさん自身の力ですよ」
カズヤさんは、静かに微笑んだ。
カウンセラーからのメッセージ
「市場価値」という言葉は、現代社会において、私たちを苦しめる強力な呪いになり得ます。
転職市場での評価、年収、役職...そうした外部からの評価を、私たちは「自分の価値」そのものだと勘違いしてしまうことがあります。
しかし、忘れてはいけません。
他人の評価は、あなたという人間の一側面を、その人の価値観で測ったものでしかない。
あなたの全てではありません。
大切なのは、「他人の評価」と「自分の価値」を分けて考えることです。
そして、自分が大切にしている価値観で生きることです。
誠実であること、思いやりがあること、約束を守ること、誰かの役に立つこと。
そうした「市場では評価されない価値」こそが、本当のあなたの価値なのかもしれません。
「自尊心の防護壁」を作りましょう。
他人からの評価を、一歩引いて客観的に見る力を持ちましょう。
あなたは、誰かの物差しで測られるために生きているのではありません。
あなた自身の価値観で、あなたらしく生きるために、この人生はあるのです。