親としての心がけ

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学び
長男は、小学校に入るまで「字」を覚えようとしなかった。

もちろん、こちらもカードを使ったり遊びの中で覚えられるように、など考えて、いくつかは試したけれど、結局興味を示さなかった。

その後、小学校に入学して、授業の中で「字」を覚えていった。

つくづく、あのとき半ば無理やりにでも覚えさせようとしなくてよかったなと思う。心の中では焦る気持ちもないとは言えなかったけど。

今は、あのときからは信じられないほどの読書家になりつつある。

月によっては、80〜100冊読破する。

もしあのとき、焦って無理やり「字」を覚えさえようとしていたら、今どうなっていたんだろう、とふと考えるときがある。

「やらされる勉強」に嫌気が差して、本なんて読まなかったかもしれない。

どうしたらよかったのか、正しい答えは永遠にわからないけれど、「強制されて行う、そこから楽しみを見つけ出すことは非常に難しいだろうな」と思う。

「子供を信じて、ある程度放っておくこと」。これは親にとってこわいことでもあるけれど、自主性を育てる意味でも「興味のたねをまき、信じて、どれを選ぶかあるいは選ばないかは子供に任せる」ことはとてもとても大事なことだと思う。

自分から興味を持って取り組んでいる背中からは、凄まじいエネルギーが放たれている。我が家の場合、それは「ポケモン」のキャラクターや性質、戦いの手法を覚えているときがまさにそうで、あまり今後役には立たなそうではあるけれど、これだけ情熱を持って取り組めたことは、どんなことでも(人に迷惑をかけるようなことでなければ)思いっきり認めてあげたいなと思う。

「一生懸命、夢中になって、情熱を持って取り組めることを、子供時代にひとつでも多く見つけてあげたい。」

いつかこの経験が、きっと何かにつながると信じている。
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