恐怖を実感させる本が訴えるもの…S・キング
記事
コラム
お久しぶりです
予告を裏切り続ける
大人 れぼる です
ダン・ブラウンはどうした
前回のブログから時間が空いてしまい、
その間に心境の変化があり、今なぜか
”スティーヴン・キングを語りたい熱”
に侵されています。
モダン・ホラーの開拓者にして
第一人者、と言われるキング。
その異名を聞いたとき、化け物に叫ぶホラー
とは一線を画し、心理的恐怖の凄まじい作風
に驚いた後でもあり、心から納得しました。
過去に「一番好きな作家はキング」と言った
瞬間、引かれたことが…それもそのはず。
ほとんどの作品で流血や殺傷の描写と死の影
があり、 恐怖の帝王 とも呼ばれています。
昨今の安易な暴力的性的漫画の多作多売状況
には閉口する私です(世界的文化なのに…)
が、
キングがそれを書くのは、必然性があるから
と、作品を最後まで読めば伝わってきます。
いや、読めばわかるってば
読者の私は、お菓子が手の届くところにある
暖かい部屋にいるのに、主人公が感じている
(熱烈すぎるファンに監禁され)耐えがたい
飢餓感を、私もありありと感じてしまうーー
そのキングの描写力。
真夏に冷や汗をかくほど怖くて仕方ないのに
ページを捲る手が止まらない…それは恐らく
性描写は成長や愛情の必要十分条件
痛みの描写は安心安全な生活への希求心
死の描写は生が奇跡であることの裏返し
だと、作品が強く強く訴えかけてくるから。
ワーカーとライター意味あるの
ソーシャルワーカーとライターという、全く
関係なさそうな仕事を兼業していて、時々
思わぬところで両者の経験が役に立ちます。
「家族がこんなことで悩んでいる」
と、相談を受け、
「この本をご本人に勧めてはどうですか」
と、提案するときです。
同じ悩みを抱えた人の体験談やエッセイ、
人生に深みを与える小説などを挙げて、
この本をその方に教えてあげては…
と、提案することがあります。
それは、ライティングの過程で出会ったり
参考にした本や記事であることがほとんど。
本がいいのは
そっとそばにいてくれるところ
だと思うのです。
「今すぐ読まなければいけない」
という圧力がない。
LINEやDMは、いくら送る方が
「手の空いた時間に見てもらえれば」
と思って送っても、プッシュ通知がきたら
やはり、すぐ読まねばという気持ちになる。
私の身近にも、倒れてもおかしくないほど
忙しいのに、いつも返信をくれる方がいて
…有難いやら申し訳ないやら嬉しいやら…。
一方で本は、
心が受け付けない時は遠ざけておけるし、
読みたくなったら手に取ればいいし、
読むペースすら自分で決めることができる。
私自身、キングを受け付けなかった時期が
あります(育児中など)し、手放した本も。
それでいいのだと思うから、あまりにも
強烈で激しいキング作品を、私は讃えます。
苦手なら聞き流して下さいね、と思いつつ。
作品についてはどうなんだ
ITが最も恐怖と生命力の一体的躍動感あり、
ローズ・マダーは女性として忘れがたく、
ダーク・ハーフはキング的王道作品かな。
ランゴリアーズも忘れるべからず!異質!
キャリーは…幸せになってほしかったなぁ。
ゴールデン・ボーイは後味がかなり…(-.-;
シャイニングは原作もドラマ版もよくて、
(残念ながら映画版は…ただのホラー…)
スタンド・バイ・ミーは正直、映画が好き←
ザ・スタンドもゲイリー・シニーズに♡!←
グリーン・マイルは…これは…キング作品の
真骨頂、と言えるのではないでしょうか…。
愛読者じゃなくても、ぜひ触れてほしい…。
死よりも暴力よりも…月並みな言葉ですが
愛と希望を訴えるヒューマンドラマ、です。
さて、今回のブログはここまで。
いったい私は何回”キング”と書いた…?
(イヤイヤ、数えないでくださいよっ(^^;)