心が限界になる前に。知っておきたい6つのサインと、優しい心療内科の選び方

心が限界になる前に。知っておきたい6つのサインと、優しい心療内科の選び方

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コラム
日々の忙しさや責任の中で、私たちは気づかないうちに、心にたくさんの荷物を抱え込んでしまうことがあります。心が「もう限界だよ」と伝えているとき、私たちの心と体は、とても健気で静かなサインを送ってくれています。

まず、感情が平坦になり、どこかマヒしたように感じることがあります。「最近、何が起きても心が動かなくなってしまったな」と気づいたら、それは心がこれ以上の傷からあなたを守ろうとしてくれている、優しい防衛反応なのです。

また、周囲に対して敏感になりすぎてしまうのもサインの一つです。自分の内側はぼんやりと疲れているのに、外側への警戒心だけが強くなり、人の何気ない一言がチクチクと心に刺さってしまいます。心がデリケートな薄いガラスのようになっている証拠です。

そして、休みのたびに泥のように眠り込んでしまうのも、心が悲鳴を上げている表れです。気がついたら夕方になっていたとしても、どうか自分を責めないでください。平日をなんとか乗り越えるために、あなたの脳がギリギリの力で頑張ってくれた、大切な休息の時間だからです。

さらに、自分がどこか遠くにいってしまったような、自分が消えている気がする不思議な感覚が続くこともあります。これも、耐えきれないほどのストレスから、心が少し距離を置こうと一生懸命に調整している状態なのかもしれません。

そんなときは、何もかもが楽しくなくなってしまいます。「楽しいことを探せばいい」と言われても、それを探すためのエネルギーさえ、今はすっかり枯れてしまっているのです。 

時には、突然叫びたくなったり、仕事中に涙や悲しみが込み上げてきたりすることもあります。心の中に抑え込んできた喜怒哀楽の波が、これ以上は抱えきれなくなって、溢れ出そうとしているのです。

もし、これらのサインに心当たりがあるときは、どうか一人で抱え込まずに、心療内科を受診して専門医に相談することをお勧めします。お医者さんの力を借りることは決して恥ずかしいことではなく、あなたの心を休ませるための大切な第一歩です。

初めて心療内科を探すときは、次のような簡単なポイントを基準をご紹介します。

「通いやすさ」を最優先にする:
 心が弱っているときは、遠くへ出かけること自体が大きな負担になります。自宅や職場から無理なく通える場所や、自分の生活リズムに合う診療時間のクリニックが一番です。 

初診の時間を丁寧にとってくれる: 
最初の診察で、これまでの経過や今の辛さをじっくり聞いてくれる先生は信頼できます。 

お薬や治療について分かりやすく説明してくれる:
 「なぜこの薬が必要なのか」「どんな副作用があるのか」を、あなたの歩幅に合わせて優しく説明してくれるかどうかも大切な目安です。

ネットの口コミは参考程度に:
 心の病院は人と人との「相性」がとても大きいため、口コミの星の数に惑わされすぎず、公式ホームページにある先生の挨拶などから受ける雰囲気を大切にしてみてください。

どうか早く治しようと焦らないでください。いくつかのクリニックを調べるだけでもエネルギーを使うものです。まずは「よくここまで頑張ってきたね」と、あなた自身がその心に寄り添って、たくさん「褒めて」あげてください。

ゆっくりで大丈夫です。今は専門家の温かい手も借りながら、頑張ってきたご自身をたくさん労ってあげてください。もし、必要でしたら、いつでもご相談ください。

                           沙門蒼俊  合掌
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